半人魚な私には
□7話
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最終試験会場のホテルに着いた。なにげなく金がかかってんな…………
そこで最終試験のトーナメントが発表された。
私は53番と戦うことになっている(ちなみに、第2試合だ)。
第1試合、ゴンはハゲゾー…………じゃなくて、ハンゾーに勝ったが試合後にハンゾーに殴られダウン。医務室のお世話となった。
そして第2試合。私の番だ。
「悪いな、女でも手加減はしねーぜ。」
「ふっ、当たり前です。」
先攻は相手からだった。
53番は矢を放ってきたが、あえなく私に矢を掴んで止められる。
焦ったのか相手は、次々と矢を放ってくるが、持っている矢で弾き返していく。
「くっ!」
横っとびで避けていく53番だったが、いきなりさっと頭をずらした。
そのすぐ横の壁には、先程までなかった大きな穴が空いていて、顔を青ざめさせる。
「うーん、慣れないものを使うと手が滑っちゃいそう。」
そう、覇気を使った私が、持っていた矢を投げたのだ。
「ま、まいった。俺の負けだ。」
あいむ、うぃなー!
私の勝ちで第2試合は幕を閉じた。
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「なんだよ、キラ。あんなに強かったのかよ!」
「レオリオ、痛い。背中をバシバシ叩かないで。」
「次は53番とハンゾーの試合か。俺、ゴンのこと見てきたいな。」
「キルアー、こういうときはさ、助けてくれよ。友達だろ。
あ、もしくは、突っ込みでも可。」
「(!!!)ちぇっ、仕方ないな。今回だけだぞ!後でチョコロボ君奢れよな!!」