強くてニューゲーム

□前世
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私が最初に生きていたのは忍の世界だった。
そこには、忍五大国や、他にも小さな国々が存在していた。

それらの国々にはそれぞれ忍の里が存在しており、時には子守り、時には暗殺を依頼したりしていた。

そして五大国で、各忍の里の中でも特に強く人望のある忍が選ばれ、影を名乗った。

忍はやがて戦争の道具として使われた。
人々は戦争に勝つために力を求めて、六道仙人が生み出した尾獣に手を出した。

がしかし、尾獣は強大すぎ、たくさんの犠牲者が出た。悩んだ末人々は、尾獣を人に封印することにした。

尾獣が封印されている人のことを人柱力と呼ぶ。




この時の私の名前は うちは ゆいで、親はいなかった。私が生まれてすぐに殉職したらしい。


私の親代わりだったのが、三代目火影様でいろんなことを教えてくれた。大好きだった。

同じ うちは で同い年の子供もいた。イタチという子供で、子供らしからぬ考え方をしていたが不思議と気があった。


そして月日は流れ、私とイタチは暗部になった。私とイタチには一族からの期待がかかっていった。イタチは繊細で優しいやつだったからどんどん何かに蝕まれていくようだった。


そしてある時、うちは一族を皆殺しにする任務がイタチに下された。イタチだけに背負わせる訳にはいかないから、私も志願した。止められたが、なんとか私も参加させてもらえた。但し、代償として○○しなくてはならないが。




そしてうちは一族を殺していくなかで私は涙を流していた。イタチは泣かなかったが両親を殺し、サスケを騙している時に一粒の涙が流れた。

そして里を抜ける前に、伝えたいことを伝えて、私は自害した。
この任務に参加することの代償として。

ーーいつも背負わせてごめんね。私はずっと貴方のことを信じているよーー
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