強くてニューゲーム
□第一次近住民侵攻
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二人を急いで外に出させると、そこには酷い光景が広がっていた。
「何これ……」
でも今の私達には、呆然とする時間すらなかった。目の前に名前も知らない大きなナニカがいた。見聞色の覇気に反応するが、コイツ生きていないんじゃないか?そう、例えばロボットみたいな。
「〜ッ蘭姉、秀二掴まって!」
二人共訳がわからないという顔をしていたが、私の肩に掴まってくれた。
ババッ(←は印を結んだ音
『瞬身の術』
…成功。イメージ通りに、此処に来る途中でマーキングしておいた場所に着いた。
「ふ〜逃げれてよかった。」
「ゆい今のは…?」
ま、当然の反応だよねwww
「ごめんなさい、蘭姉。説明はこの後。
ただ今の私にわかっていることは、あのさっきのやつらと出会えば、かなりの高確率で殺される。だから逃げないといけない。
私は…………………
街に戻って他の人達を助けてくる。」
「ゆい無茶よ!」
「姉さんの言う通りだ、ゆい。」
「それでも、私は行かなきゃ。でもその前に」
二人の後ろにまわり、二人の背中にマーキングを施す。これで何かあったらすぐ来れる。しかも私のは特別性だから、何かあったらすぐ判る。それプラスGPS機能付き!
すごくね!?これ開発するのに結構かかったんだよね〜
「よし。これなら安心かな?
…それじゃ、いってきます。」
私は二人の制止する声を無視して走りだした。