短編
□お祝い
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それは5月のはじめ
サラのアパートでのこと
「ねぇヒソカっ!」
ソファにくつろぐヒソカにサラは勢いよく飛びつく
「…なんだい♠︎」
「何か欲しいものあるっ!?」
「落ち着きなよサラ… う〜ん、そうだねぇ…今はないねぇ♦︎」
「え〜〜…前もって準備したいのに〜〜…」
口を尖らせて拗ねるサラの髪を撫で、ヒソカは
「考えておくよ♦︎」
「そっかぁ…じゃあ欲しいもの見つかったらすぐに教えてね!!」
…わかりやすいねぇ♡
サラにとって、初めて一緒に過ごす彼の誕生日
ケーキや料理を作って、部屋を飾り付けて、サプライズでプレゼントを渡して、あぁ!楽しみ!
しかし あれから時が過ぎるも、一向にヒソカは欲しいものを言わない
…ヒソカ 忘れちゃったのかな…
どうしよう、もうすぐ誕生日だよ…
不安を他所に 誕生日当日を迎えた
「お邪魔します♣︎」
「いらっしゃいヒソカっ」
「凄いね、これ君1人でやったの?」
壁一面にデコレートされたフラッグガーランド
美味しそうな香りを放つ 料理の数々
真っ白なクリームを纏い、真っ赤なイチゴで埋め尽くされたホールケーキ
「うん、早起きして頑張っちゃった!」
ヒソカはふにゃりと笑うサラを見て、
「じゃあ、頂こうか♡」
「うんっ!あのね、これがモッツァレラチーズとトマトのカプレーゼで、こっちがビーフストんぅっ…!?」
突然のキスにサラは目を丸くして、近距離のヒソカを見つめる
「はぁっ…ヒソカ、どうしたの…?」
「言っただろう♦︎?頂くって♡」
「え、それって、料理じゃ…」
ヒソカはふわりとサラを抱き上げると、寝室に移動した
優しくベッドに下ろすと、
「プレゼントはサラ、君を貰うよ♡」
「え…?私…きゃっ!?」
目にも止まらぬ早さで服を剥ぎ取った
「やっちょっ…!」
いつから持ってるのか気付かなかったが、ヒソカの手にはサラの作ったケーキが乗っていた
「あ、れ?ケーキ…」
「奇術師に不可能はないの♡」
すると
「ひゃアァッ!!!」
「ンー♡ 良い眺め♦︎」
ヒソカはサラの裸体にケーキを投げつけたのだ
「ちょっ…と、ヒソカ!」
ヒソカは手で満遍なく伸ばすと、胸の頂についたクリームを舌で舐めとった
「やっ…、あぁ、ちょっ、だぁめッ…!」
「ダメって言う割に…ココ、ビンビンになってるよ…♠︎」
「ァッ、んんっ…ヒソカぁ、」
「なんだい?もう我慢出来なくなっちゃったのかい…♣︎淫乱だねぇ…君は」
「そんなことっ…、ないもん…っ」
「いいよ…まずは身体全部を綺麗にしなくちゃあねぇ…♡」
そう言うとヒソカは首筋から鎖骨、腹部から太腿まで クリームをねっとりと舐めとった
甘美な声が部屋中に響く
くすぐったく、達するに満たないもどかしい愛撫に サラは身体の奥がじんわりと疼いた
「…はっ、はぁっ……ひそ…か…」
「サラは甘いねぇ…♡」
「お願い…触って欲しい…っ、」
「どこをだい♠︎?」
「…っ、……えっち…」
「言わなきゃずっとこのままだよ♣︎」
「うぅ…おっ…おまんこ……っ」
「よくできました♦︎」
そう言うとヒソカは2本の指を挿れた
「ひゃあァァっ…! んぁあっ、あっ…!」
「あれ…もうイッたのかい♠︎」
「はっ、はっ…う、…っ」
「凄いよ…ボクの指をぎゅうぎゅうに締め付けてくる♡」
「はぁっ…はぁ、はぁ……」
「奥からもどんどん出てくるよ… もう挿れてもいいかな♠︎」
「えっ…あァッ!?」
「クッ…きついね…♡」
接合部から流れ落ちる蜜がシーツを汚す
腰のぶつかり合う音、粘着質な卑猥な音、サラの喘ぎ声が部屋中に響いている
「ヒソ、カァッ、もう…っ、わたしッ…!」
「…サラはいいねぇ… 飽きないよ…♠︎」
「んっ…ヒソカッ…ああ、ダメッ!アァァッ!!」
「締まるねぇ…ゾクゾクするよ…♠︎ 中に 出すよ…ッく、」
抜くと愛液でぐちゃぐちゃになった膣から、精液が垂れ落ちた
「はぁっ…はァ… ヒソカ…」
「なんだい?物足りない♦︎?」
「違うよっ…! お誕生日、おめでとう…」
「ククッ…ありがとう♠︎ 最高のプレゼントだよ…♡」
この後2人は冷めた料理を温め直し、お祝いした
そのあと
「食後のデザート♡」
と言ったヒソカはサラを襲い、サラは遂に足腰立たなくなってしまった
ヒソカは毎回激しいけど…
来年も、ヒソカの誕生日2人でお祝いしたいな…
end