短編

□歪んだ欲
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「ァッ、ァ…」

「これからオレが調教してあげる」









サラはゾルディック家の執事だ
1ヶ月程前に正式に執事として働き始めたのだが、その容姿がイルミの目に留まった


「君」

「何でしょうか、イルミ様」

「見ない顔だね 新入り?」

「はい、私 サラと申します。キルア様の身の周りのお世話をさせて頂いております」

「へぇ… 後でオレの部屋においで」

「…?かしこまりました」


基本サラはキルア以外の家族と接することはない
当然 イルミにはイルミ専属の執事が何人もいる
だからこそキルア専属のサラがイルミと接触すること自体 異例なのだ
そのことはゴトー執事長に聞いていた為、新入りのサラも少々疑問を抱いた

しかし雇い主であるゾルディックの指示は必守
サラは覚えたばかりの屋敷内図を頭の中で広げ、イルミの部屋に向かった




コンコン

「イルミ様、サラで御座います。」

「どうぞ」

「失礼します」



イルミの部屋は至極シンプルで生活感がない
母親であるキキョウが婚約者がどうのと騒いでいると執事仲間が言っていた
女性の影すらないイルミをキキョウは心配しているのだろう


「サラって言ったよね?」

「はい、如何されましたか?」

「脱いで」

「え…と」


脱げというのは服のことだろうか…
ゾルディックに仕える執事はメイド服を支給され着ている
それを脱ぐということは仕事の終わりを意味する為、ここで脱ぐわけにはいかない


「あの…」


その瞬間 身を纏っていた服が破れ裂けた

「ひゃっ、!な、何!!?」

「何で言うことが聞けないの?」

「イッ イルミ様…」



イルミに目をつけられた執事は皆 殺される
そう執事達の間で噂になった


「言うこと聞けないような無能な執事はいらない」


そう言うとイルミは サラの喉元に針を突き立てた

「ッ…!」

「怖くて声も出せない?」

「…、」

サラは死を覚悟し 目を閉じた


ズッ…




それは予想外の場所だった
喉元にあったはずの針先が脳内に埋め込まれたのである


「ァッ、ァ…」

「これからオレが調教してあげる」








それから何時間が経ったのだろう

虚ろになった瞳からもう涙は枯れ
助けを求める声は掠れた

イルミは所謂 絶倫だ
達しても抜かれる事は無く、挿入し続けられたサラの膣からは擦り切れて血が流れている




「…クッ」

これで何度目だろうか
イルミの熱を子宮の入口で受け止める


「……、もう許して……」

「お前が、悪い…ッ」

「……ッ………」

「オレの目に留まったのが、ッ悪い…」




そのあと何度も突かれ休む間も無く犯されたサラは

呼吸が止まってしまった



イルミは色を無くしたサラを抱き締めた

「……殺すつもりはなかったんだけどな」




end
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