短編

□vulgar school !
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◆ かなりお下品な学パロ
◆ 年齢等々 捏造あり
◆ キャラ崩壊すみません




キーンコーンカーンコーン……

終礼のチャイムが鳴り響く
部活へと、遊びへと、はたまた帰宅する生徒たちがバタバタと教室から出て行く


「あら、サラ 今日残り?」

「パク〜、イルくん待ちだよ」

「そっかぁイルミ部活だものね〜アタシも彼 部活だから一緒に待っててもいいかしら?」

「うん、もちろん!」


パクはサラの前の机にカバンを置き、椅子を引いて座ると、サラへと振り返った



「サラってイルミと付き合ってどのくらい経つの?」

「うーんと…今月で半年になるかな!」

「へぇ……てことは、もうヤッたの?」

「ちょっ、やめてよ、恥ずかしいっ」

「そのリアクションはヤッたわね!」


声が大きいよう…と恥ずかしがるサラをパクは更に追い詰める

「実際、どうなのよ?」

「どうって、何が…?」

「チンさん!大きいの?」

「ちょっ、パク!本当に静かにっ!」

「前から気になってたのよね〜イルミって背が高いけど軸が細いじゃない?だから細長いチンさんをイメージしてるのよ」

「イメージしないでよっ!ていうかチンさんって呼び方!!」

あははは、と笑い声が教室に響くが、教室の中には同じクラスのマチとシズクが日誌を書いていて、ボノレノフとコルトピが勉強していたくらいだったから気にせずに続けた


「イルミ激しそうだわ〜…」

「もう〜私の話ばっかり!パクはどうなの?クロロくんと」

「そうねぇ…最近マンネリしてきて困ってるわ、なんだか刺激が足りないの」

「刺激かぁ…でもそれちょっとわかるなぁ…イルくんって会う度にえっちするから、飽きちゃうっていうか、もっと普通に遊んだりしたいなーなんて」

頬杖をついて下唇を尖らせるサラは端から見てもパクノダから見ても可愛らしい女の子


「そうねぇ、クロロは読書が好きだからそれに夢中で毎回エッチはないわ。寧ろ羨ましいくらいよ」

「そっかぁ〜でもクロロくんロマンチストっぽいよね!どうなの?えっちの時 "パク…綺麗だね…"とか言うの??」

「やだその真似!似てないわよ!言う言う、隅々まで舐められたかと思ったら耳元で囁いてくるわよ」

「きゃ〜〜!やっぱりそうなんだ〜!いいな〜イルくん淡々とこなすからなぁ…たまに自分だけイッて私 不完全燃焼の時もあるんだよー!」

そんな可愛らしい女の子が彼氏の性の不満を漏らしているなど誰も気付かない



「ねぇ、そういえばイルミの家って鍼灸院じゃない?無償でマッサージとか肩凝りとか治療してくれるの??」

「あーそれに関しては無理無理。イルくん絶対お金取るもん。彼女の私でも取るんだよ〜」

「それは残念ね〜」

ガラガラッ

教室の扉が開いて入ってきたのは、トンパ
課題でも忘れたのか机の中をガサゴソと漁っている


「ねぇサラ、トンパって絶対チンさん太ってるわよね」

「やだぁパク〜それを言ったらミルキくんもでしょ!」

「ふふふ、ミルキは意外とズッシリしてると思うわ!」

「それ意外じゃないからぁ!」


トンパは課題を見つけたようで、そそくさと教室から出て行く
それと入れ替わりのように入ってきたのは欠席が多いフィンクスとフェイタン
二人は単位が切れそうになっていたので補習の為に教室に入ってきた

サラとパクノダは小声で会話を続ける

「…ねぇ、パク…フェイくんって小さいのかな…?」

「それがね、体型に似つかわしくなく大きいらしいわよ」

「えー!どこ情報それ!」

「アタシも風の噂で聞いたのよ」

「意外だな〜フィンくんはデカそうだよね」

「それがまた意外に小さいらしいわ」

「嘘っ!えぇ〜あんなに筋肉質なのに!?」

「筋肉とチンさんは比例しないわよ」


廊下では野球部が室内トレーニングを行っている為、サラとパクノダの下品な話は運良く野球部員の野太い掛け声に掻き消されている

それを良しとして更にトークの過激さは増す

「なんか変わったことしたいなぁ〜」

「コスプレとかはどうかしら?いつもと雰囲気が変わると気持ちも変わるわよ」

「コスプレったって私たち普段制服じゃん、見慣れてるよ〜」

「それもそうね…あっ、そうそう!」

パクノダは一度サラに背を向けてカバンを漁る
これあげるわ、とパクノダが差し出したのは小さな黒いベロア生地の巾着に包まれた小瓶

「何この怪しい液体」

「クロロから貰ったのよ、ほら彼 変なもの収集する癖があるから」

「えー超怖い、中身何?」

「聞くところによると、媚薬だそうよ 」

「媚薬ぅ!?」

「これを飲んでみたらきっと…サラも熱くなれるわよ」

「うわぁ〜興味ある…どうしよ、今日イルくんうちにくるんだよね、親は仕事で遅いの!」

「もうそれ試さないと損よ、損」

「うん…わかったパク…!ありが

ガラガラッ

扉が開いて入ってきたのは部活終わりで髪を一つに結っているイルミ
その後ろにはクロロもいる

「わっ、あ、イルくん、お疲れ様!!!」

「うん…サラ今何隠したの?」

「べっ別に、何も、ねぇパク?」

「そうよ、さぁクロロ帰りましょ」

「あぁ、行こうか」

背を向けるクロロにパクノダはしゅるりと腕を絡ませ、教室を後にした



「オレたちも行くよ」

「う、うんっ!」


サラもイルミの後を追って教室を出た



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