短編
□メリークモスマス
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「ハ?クリスマスプレゼント?」
今日はクリスマス!
旅団の仲間たちからプレゼントが欲しい!
「そう!フェイタンから、何か貰えたら嬉しいなぁ、なんて…」
「そうね…少し待つよ」
…
「これ」
フェイタンが差し出したのは小さな茶色い紙袋
「わぁ!なぁに?」
手に取ると、予想よりも重い
中身を確認すると
「イヤァァァア‼」
ーー 瞳でした ☆
「何故嫌がるか ヒトの眼は高級食材ね」
…
「フィン〜〜フェイタンが眼ぇ〜」
「は?フェイタンがどうかしたのか」
「プレゼントに眼持ってきたの〜」
「フェイタンなりの最高のプレゼントだったんだろうな」
「フィン、何かちょうだーい」
そうだな…と目を細めて遠くを見ながら 頭をぼりぼりと掻きむしるフィンクス
「お」
「ん?」
「来い」
着いて行った先は拷問部屋でーー
ーー 死体をプレゼント ☆
「なんなのよ!どいつもこいつも!」
「なんだよ、大きさの問題じゃねぇのかよ」
…
「あれ、どうしたのこんなところで」
「シャルぅ…フェイタンがね、フィンがね…」
「あぁ、あいつらは女心 少しもわかってないから期待するだけ無駄だよ」
「そっかぁ…」
「はい、これどうぞ」
シャルナークはラッピングされた小さな箱を差し出した
「わ、」
「最先端のスマートフォンだよ!去年ガラケーの契約数をスマートフォンが超えたんだって!スマートフォンってね、このタッチパネルを指で「ふぅん」
「あれ?なんか冷めてない?」
「クリスマスプレゼントが携帯って…なんか違うっ!」
そのあとウヴォーやノブナガ、フランクリンと出喰わしたが
「クリスマス!?んだそりゃあ!どうでもいいぜ!おい!雪降ってんぞ!!!」
「なんでおめぇに贈り物をしなきゃならねぇんだ」
「クリスマスはキリストの生誕を祝う祭りだろう?プレゼントを贈る理由がわからないんだが」
こんな調子で アジトを飛び出した
「何処へ行く」
「、!団長…」
アジトを飛び出してすぐにクロロに見つかってしまった
「何だか元気がないように見えるな、何かあったか」
「蜘蛛の男たちはみんな乙女心を理解してない」
「はは、それは仕方ないな」
あいつらは童貞だからな
「……そっか」
「おい、冗談だぞ 間に受けるな」
「…もうっ!」
「機嫌を直せ、お前らにプレゼントだぞ」
そう言うとクロロは右手を胸の位置まで上げた
その手には四角い箱
「わっ!ケーキだ!」
「マチとパク、シズクは料理を盗って戻ってくる」
「いつの間に!だからアジトには男しかいないんだね!……ん?私は?」
「さぁ、アジトへ戻れ パーティーだ」
「……わーーい!」
next.