短編

□メリークモスマス
1ページ/2ページ



「ハ?クリスマスプレゼント?」



今日はクリスマス!
旅団の仲間たちからプレゼントが欲しい!



「そう!フェイタンから、何か貰えたら嬉しいなぁ、なんて…」

「そうね…少し待つよ」





「これ」


フェイタンが差し出したのは小さな茶色い紙袋

「わぁ!なぁに?」

手に取ると、予想よりも重い

中身を確認すると

「イヤァァァア‼」


ーー 瞳でした ☆



「何故嫌がるか ヒトの眼は高級食材ね」






「フィン〜〜フェイタンが眼ぇ〜」

「は?フェイタンがどうかしたのか」

「プレゼントに眼持ってきたの〜」

「フェイタンなりの最高のプレゼントだったんだろうな」

「フィン、何かちょうだーい」


そうだな…と目を細めて遠くを見ながら 頭をぼりぼりと掻きむしるフィンクス

「お」

「ん?」

「来い」

着いて行った先は拷問部屋でーー

ーー 死体をプレゼント ☆


「なんなのよ!どいつもこいつも!」

「なんだよ、大きさの問題じゃねぇのかよ」






「あれ、どうしたのこんなところで」

「シャルぅ…フェイタンがね、フィンがね…」


「あぁ、あいつらは女心 少しもわかってないから期待するだけ無駄だよ」

「そっかぁ…」


「はい、これどうぞ」

シャルナークはラッピングされた小さな箱を差し出した


「わ、」

「最先端のスマートフォンだよ!去年ガラケーの契約数をスマートフォンが超えたんだって!スマートフォンってね、このタッチパネルを指で「ふぅん」

「あれ?なんか冷めてない?」

「クリスマスプレゼントが携帯って…なんか違うっ!」


そのあとウヴォーやノブナガ、フランクリンと出喰わしたが


「クリスマス!?んだそりゃあ!どうでもいいぜ!おい!雪降ってんぞ!!!」

「なんでおめぇに贈り物をしなきゃならねぇんだ」

「クリスマスはキリストの生誕を祝う祭りだろう?プレゼントを贈る理由がわからないんだが」


こんな調子で アジトを飛び出した





「何処へ行く」

「、!団長…」

アジトを飛び出してすぐにクロロに見つかってしまった


「何だか元気がないように見えるな、何かあったか」

「蜘蛛の男たちはみんな乙女心を理解してない」

「はは、それは仕方ないな」


あいつらは童貞だからな



「……そっか」

「おい、冗談だぞ 間に受けるな」

「…もうっ!」

「機嫌を直せ、お前らにプレゼントだぞ」

そう言うとクロロは右手を胸の位置まで上げた
その手には四角い箱


「わっ!ケーキだ!」

「マチとパク、シズクは料理を盗って戻ってくる」

「いつの間に!だからアジトには男しかいないんだね!……ん?私は?」

「さぁ、アジトへ戻れ パーティーだ」

「……わーーい!」




next.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ