短編
□shackle
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「……別れて、フェイタン」
「…何を言てるのか理解できないね」
「もう、別れて欲しいの……」
「……、」
「無言は同意ってことでいい、ね」
そう告げてこの場から立ち去ろうとするサラ
「っ……、待つね!」
「きゃ…っ!!」
フェイタンはサラの腕を強く引いた
「……ワタシの、…ワタシの何が悪かたね!?」
「……っ、そんなこともわからないの!?」
「っ……!?」
サラは堰を切ったように泣き出す
「っ……フェイタンは…!っ何も、わかってないのっ……フェイタンの、してることは…………、監禁 じゃない…」
「監禁……?」
「……、何が楽しいの!?……私に、自由なんて無くて、1人では外に出してもらえなくてっ、…こんな……鎖で繋いで」
ジャラ……と両手の自由を禁じた鎖を己の前に出す
フェイタンにしてみれば 監禁 ではなく 衛護 の様なもので、毎日サラを守っている責任感で満たされていた
しかしこの結果だ
「……オマエは、ずと我慢してた?」
「…そうよ……、もううんざりなの、私を解放してよ……!」
フェイタンの心の中で何かが音を立てて崩れていった
「……ハハハハハハハハ‼︎‼︎」
「……っ、!?」
「ハハハハ……わかたよ…オマエをカイホウしてやるね」
サラの髪を力一杯 引っ張ると床に叩きつけた
「ッた……‼︎何するの…!」
「オマエがワタシから離れていくなら壊してやるね、もう誰の物にもならないように」
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