ツイステ 夢小説

□序章編 三
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さてさて、翌朝。
今日からこの学園の雑用係としてお仕事です。



アイリンさんはまだ寝ているユウさんとグリムを起こさないようにこっそりベッドから出ていく。






(正直あまり眠れなかったわ…)





気が付いたら異世界にいて、ゴーストと戦って、雑用係任命されて…
この先、どうなるんだろうと思うと気が遠くなりそうです。




学園長先生が用意してくれた食材を使って朝ごはんの準備を始める。




『パンしかなかったから、おかずは洋食にするしかないね』




と、頬に手を当てるアイリンさん。
ガスや水道に関して心配だったけど、問題ないみたいです。
よかったですね。






「おお…いい匂いだな〜」




と、ふわりと出てきたゴーストさん。
おや?昨日退治したはずでは…




『あら、ありがとうございます』





全く動じないのですね。
話を聞く限り、この寮はゴーストさんの住処。出ていくなんて話、確かにしていないから、まだいるみたいです。




(よく話してみると、いい人(?)みたいで安心したわ)




と、のんきに朝食の準備を続ける。
ゴーストさんたちに二人を起こしてきてもらうように、お願いするアイリンさん。
対価としてゴーストさんのお願い、美味しい紅茶を提供した。










「おはようございます、3人とも。よく眠れましたか?」



「ベッドに寝そべったら底が抜けてびっくりしたんだゾ。どんだけオンボロのまま放置してたんだ?

朝はゴーストに起こされるし、最悪なんだゾ」



『私はあまり…』



「もうぐっすり!」



「……ユウさんに関しましては異世界に飛ばされてきたというのに図太くて大変よろしい!
それにしても、美味しそうな朝食ですね〜」



「アイリンが作ったんだゾ!」



『よろしければ、、紅茶お淹れしましょうか?』


「おや、ありがとうございます。お言葉に甘えていただきましょう」













―――――
―――
――







「さて、そんなわけで本日のお仕事についてお話があります」



「コイツ、ちゃっかり朝食まで食べたんだゾ…」





カチャッとソーサーの上にカップを置いた学園長先生はここに来た用事について話始める。





「今日のお仕事は学園内の清掃です。
………といっても学園内は広い。魔法なしですべてを掃除し終えることは無理でしょう。

ですので、本日は正門から図書館までのメインストリートの清掃をお願いします」







確かに、この学園は広いところです。

見たところ学園自体は綺麗みたいです。できるだけ早く終わらせて、寮の掃除にとりかかった方がいいですよ。






「いいですか、ユウくん、アイリンくん。

昨日のような騒ぎが起こさないよう、グリムくんをしっかり見張っていてくださいね」



『承知いたしました』



「正直自信ないけど…分かりました」


「では、頼みましたよ。
あ、朝食と紅茶、ご馳走様でした」






それじゃ、と学園長先生は寮から出てった。




グリムは嫌がっていたが、掃除の後図書室でお勉強。
昼食は学食で摂っていいとお許しも出たことなので、雑用係のお仕事1日目、頑張ってください。
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