未来へ

□プロローグ
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あるところに一人の少女が住んでいました。




ガラスの靴も魔法の髪も持っていない普通の少女。


少女は物語が大好きで、
「なりたい自分」を目指して様々なことに一生懸命取り組みました。



挿絵のない本、紅茶の淹れ方…編み物、料理、ダンスに裁縫、音楽…




しかし、少女のココロには隙間がありました。
何を入れても当てはまらない小さな隙間…


埋まらないココロのまま、少女は変わらぬ日々を過ごしていました。






しかし、ある日、まるで魔法がかかったかのように、少女の町の時間が止まりました。



一人残され、止まった時間を取り戻すために、旅にでた少女




5人の守護霊を引き連れて…






――これは、そんな少女の「物語」…――














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