HQ×黒子夢小説
□第5試合 おにぎりちゃんとフクロウたち 誘い
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「え、バレー部のマネージャーに…!?」
翌日。
お弁当を広げながら、幼馴染に昨日のことを話したら、予想通り驚かれた。
「で、どうするの?」
『断った。』
千鶴の質問に即答。
『どうせ同じようなチームなのだから…』
「………。」
弁当箱から卵焼きを取り、口に入れると…
「おにぎりちゃーん!!マネージャーやってくれーー!!」
『………。』
突然の大声が教室中に響き渡る。
何事かと顔を向けると、堂々と教室入口に立つ特徴的な頭…
昨日私を拉致した張本人だ。
「お、いたーーー!!」、とこちらに手を振る彼とそれを何だ何だとクラスメイト達の視線を受ける。
「だ、誰?」
『昨日私を拉致してマネージャーに誘いだした先輩』
づかづかと教室に入って来る木兎先輩(だったっけ?)。
「おにぎりちゃん!」
『瑠璃咲です』
「瑠璃咲ちゃん!」
『何でしょう…』
予想はついてる。
「マネージャーやってくれ!」
『他を当たってください』
丁寧にお断りした。