Bullet of the promise

□第二話
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私は何年ぶりに会う、阿笠博士の家に来た。


急に来たことと数日前のバスジャックのときにもいたことを話したら、ビックリするかなぁ?






『小さくなった名探偵はいるかな?』






ほんの少しの期待を胸に、いざ、参r…ピンポーンッ…










・・・・・。






宣言途中で押しちゃった!テヘペロ〜





ま、いっか!






家中に響くのであろうインターホンが鳴り、数秒おくと、「ほいほい」という声で家の主がドアの前にやってきた。





「どちら様じゃ…!!??」



『お久しぶりです、阿笠博士!!』





博士は私の顔を見て、驚いた顔をしたが…






(おやおや?なんか、予想外な驚き方だな…もしかして…)



「お、おぉ!!友梨奈君じゃないか!!久しぶりじゃのー!!


ち、ちょっと待ってもらっていいか?」






そう言って博士は慌てて家の中に戻り、数分後再び私の前に来て、家に上げた。

















『久しぶり〜博士の家!!何年ぶりだろう』




「君が高校卒業してアメリカに行く前に一度来て以来だから、もう8年は経っているな〜!」




『もう、そんなに経ちますか…歳も取るはずです』



「それはワシに言っているのかい?」



『でも、変わっていませんね、博士の家!!』




「しかし、驚いた。君が日本に戻っているとは…しかも、こんなに美人さんになって…」




『美人だなんて…

実は、数日前にあったバスジャックにも私は乗っていましたけど、気づいてました?』



「おお!そうだったのか!!いや〜、あの時はお互い大変じゃったのぅ!!」




『そうですね。でも、久しぶりに博士に会えてよかったです!

お元気そうで安心しました!』



「ワシもまだまだ若いからのう!君も元気そうで何よりじゃ!!

蘭君たちには会ったのか?」



『いいえ、まだ会ってないわ。その前に聞きたいことがあったの』



「ん?なんじゃ?」



『では、本題……の前に博士、お客さんを放っておいていいの?ずっといるのでしょう?』






「!!」






カウンターの上に置いてあるコーヒー。博士のだけ置いているようだけど、もう一つあったんじゃない?



ほんの少しだけど、博士のより少し小さく円状に水滴がついている。

温かい飲み物が入ったカップをコースターなどを敷かずに置いていた証拠。



玄関にかけられていたスリッパも一足足りなかった。







『それと、さっきから博士が座っているソファー。




博士が座っているだけなのに、シーツの皺が不自然なことに後ろが引っ張られているようになっていることから、そのソファーの後ろに誰かいることが分かりますけど…


違いますか?』








次々と指摘を出され、博士は冷や汗をかいていた。







『さて、どうかな?博士。そろそろ、出てきてほしいな…






“江戸川コナン君”だったかな?』




「「っ!!??」」



『その様子だと、ビンゴ?』



「は、ハハハ…何を言っているのだい、友梨奈君。

ここには、儂と君だけ…「もういいよ、博士。」!!」



「もう、何言ってもばれちまうからな…」






慌てて誤魔化そうとする博士の言葉を遮り、ようやく出てきた少年、数日前にいた‘彼’だった。







『やっと出てきたね。会いたかったよ』



「その様子だと、もう俺のこと…」



『えぇ。貴方が“工藤新一”だということなら知ってるよ』



「な!?」



「知ってる?誰かから聞いたのか?」



『アメリカ(あっち)にいたとき、有希子さんと優作さんに会って、新一の事聞いたの!』
















『え?今何て言いました?』


「この子新ちゃんなの!」





と、有希子さんが見せてきた写真は確かに新一そっくりな男の子が写っていた。





『……え?え?なに、人って退化できるものなんですか?』



「まあ、それについては私たちもも良くは知らないけど、とにかく、この写真の子が私たちの息子、工藤新一だと言うことは確かだよ」





なんでも、大きな事件に巻き込まれてしまったみたいでね…何かの薬を飲まされて、体が縮んでしまったみたいなんだ。




でも!こうやって、また小さい頃の新ちゃんが見れたわ〜!






人間、本当に恐怖や驚愕を感じると声が出ないって本当のことなんだろうな。



ええ、驚いてますよ。It's amazingですよ。



緊張感のない会話を聞きながら、唖然とするしかなかった。








『はぁ〜…随分危険な事件に巻き込まれたみたいですね。
で、どうしてそれを私に話して下さったのですか?あまり、人に話さない方がいい情報なのでは…』



「友梨奈ちゃん、今後、日本に行くって言ってたでしょ?
もしかしたら、新ちゃんに会うかもしれないから、ちゃんと事情を話しておこうと思って」



「それに、君は私たちの家族でもある。
弟のことを姉の君に話さないわけにはいかないとも思ったからね」









「「新ちゃん(新一)に会ったら、よろしく〜」」

















『――…というわけですよ』





私の回想を話し終わったら、博士は苦笑、コナン君、いや新一も呆れ顔をしていた。
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