Bullet of the promise
□第四話
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満月が輝く夜。
「ホォー…。船上のハロウィンパーティーか…そんなところに“奴”が来るというのか?」
ある家に窓の外を眺める、赤井秀一と…
『お、赤井さん乗りたいのですか?
仕方ありませんね、フランケンシュタインとミイラ男と吸血鬼どれがいいですか?』
「冗談だ、衣装を出す手を止めろ」
同じ部屋でソファーに座っている星宮友梨奈は(どこから出したのやら)衣装を片手に話していた。
「その情報、確かなのか?」
『はい。何と今回はティン●ーベルの力を借りて隅から隅までと…すみません、冗談です。間違いないです。だからどうかそのまだ熱い珈琲をかけようとしないでください』
友梨奈は手に持った紅茶の入ったカップに口を付け話していたら、赤井は窓から離れ、友梨奈が座っているソファーの後ろに来た。
「もし、出任せで流れた情報(もの)だとしたら?」
『それもないかと。
話によると、このハロウィンパーティーは毎年この時期にあっているらしいです。
何のためかは知りませんけど…。
それに、招待状まで送って‘出任せでした’なんて、広まった範囲が広すぎて不審がる。
何のメリットもありませんよ?
あ、シャンプーの方ではありませんよ』
「安心しろ、そっちの方になるとは俺も思ってもみなかった。
(フッ)ならば、早くこのことをボスたちに知らせたらどうだ?」
『すでに報告済みです。
パーティーは、明晩19:00から。明日の朝、作戦会議があるみたいです』
「そうか・・・
明日が楽しみだな」