Bullet of the promise

□第五話
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「でも良かった。先生が悪い人じゃなくて・・・」



「?」



「きっと先生、新一が抱えている事件に関係があって・・・

その犯人に脅されて、新一の弱みを写真に撮って、探っているんじゃないかと思ったから・・・


だから、その犯人に直接会って、やっつけてやろうって!」



「ちょっと、蘭!それってマジ!?一体何考えているのよ、全く」







蘭の言葉に驚いた園子は照れくさくて赤面している友人に呆れた。








「Oh!あの写真は日本で親しくなった友人たちの写真を貼っただけデース!」








そんな中、ジョディは笑顔で理由を話した。






アメリカでは、鏡や仕事場の机に写真を貼る習慣があるが、日本ではそういうことがないため、ジョディの友人から不思議に思われ、仕方なく鏡の裏に移したそうだ。



蘭はNYの旅行でのことを思い出しながら話していたら、ジョディは最近近くで通り魔が出ることを思い出し、彼女たちに注意した。







「そういえば、先生はお一人で来日されたのですか?」



「No, no!同僚も一緒に休暇をもらって来ました!


実はこの米花町を選んだのも、一緒に来た仲間の故郷だからデース!」



「嘘!?本当なの!?それってどんな人なんですか!?」



「毛利さんのことを良く知っている人デース!

実は毛利さんも工藤君も鈴木さんもその人からよく聞かされていましたから!」



「私たちのことを知っていて、FBIに入っている人・・・?」



「ん〜…そんな人いたっけ…?」








蘭たちは思い当たる人が思い浮かばず、考えているとジョディは明るい声で言った。





「大丈夫デース!もうすぐ、その人もここに来マース!

毛利さんたちがお見舞いに来るって言ったら、‘会いたいから今すぐ来る’って言っていましたー!」



「えぇ!?その人、此処に来るの!?」



「う、嘘!?どうしよう!全然覚えていない人だったら失礼よね…」








コンコンッ…








「「!!」」



「Oh!来ましたネー!」







園子と蘭がジョディの言葉に驚き騒いでいると、病室のノック音で一同は扉のほうを向いた。






「どうぞー!入ってきて下サーイ!」







ジョディの声に扉は開き、ヒールを鳴らしながら中に入っていた女性を見て、蘭たちは目を丸くした。
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