Bullet of the promise
□第八話
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コナンSIDE
「あのアナウンサーに見つかったじゃと!?」
「まさか、バレたの!?私たちが追ってること!!」
「いや、なんとか誤魔化せたと思う。発信機と盗聴器にも気付いてねぇし・・・
奴らはこれからまたどこかに集まって、次の計画を・・・」
「まぁ、ここから先はFBIに任せて。貴方たちはビートルで家に帰るように。
この子は借りていくけどね♪」
「じゃが、車も無しに、どうやって追跡を?」
「No, problem.」
ジョディ先生がそう言ったと同時に白い車がビートルの前に止められた。
「私のボスが直々に運転手を買って出てくれたから」
「待って!あの・・・友梨奈さんは何処にいるの?」
「友梨奈?あぁ・・・そういえば、あれから連絡が来ないわね・・・
でも、それも大丈夫!彼女はあれでもとても腕のいい捜査官。
簡単に怪我なんてしないから、Don’t worry!」
そうして、ジョディ先生と一緒にその車に乗り、奴らを追った。
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「ホォー。スプリンクラーを打ち抜いて雨だと思わせ、ターゲットの人物は勿論、周りにいる人たちにも、傘をささせて狙撃を阻んだのか?
流石、君が一目を置いている少年だ・・・ビユロウ(FBI)にスカウトしたいぐらいだよ」
運転をしている年配の男は喋った。
「彼は“ジェイムズ”。
一度会ったことあるわよね、コナン君?」
「君とは、パンダカーのとき以来だね。あの時は助かったよ」
「(!…このジェイムズっておっさんも、FBIだったってわけね…;)」
呆れた顔でそう思った。
確かに、“誘拐されるFBI捜査官”なんて、誰も聞いたことないだろう・・・