Bullet of the promise

□第九話
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黒の組織たちは銃撃後、自分たちの車の仲でさっきの出来事を話した。





「え?さっきの銃撃、FBIだったんですかい?」



「あぁ・・・はめられたんだよ、俺たちは。

随分前から俺たちがあそこに来ると踏んでねぇとあのビルの位置取りはできねぇからな・・・」



「じゃあ、毛利小五郎とFBIがつるんで・・・」



「それはないんじゃない?


FBIにとって彼は、私たちをおびき寄せるただの餌。

でなきゃ仲間をあんな危険な目に合わせないんじゃなくて?」





多分キールと彼が接触する情報を聞きつけ、2人が別れた後でFBIがキールの靴に発信機と盗聴器を仕掛けたのよ。



万が一、それが発見されても私たちが彼を疑うようにね










ウォッカの言葉に否定し、本当に取り付けた
人を知っているが、そのことを彼女は胸に仕舞い決して彼らに話さなかった。







「フン。そういうことにしておこう。

毛利小五郎はお前のご贔屓の探偵のようだからな」



「それより問題はキール。まさか、FBIに・・・」



「あぁ。奴らの手に落ちたとみて間違いない。

まあキールがそう簡単に口を割るとは思えねぇが・・・あらゆる手を使って必ず探し出す」



「あら・・・あてでもあるの?」



「あてなんざいくらでも転がってるぜ・・・

俺はまだ、毛利小五郎を完全なシロだとは思ってねぇしな・・・」






ジンはタバコに火をつけながら、まだ疑いがあることを言った。









その後、一時期沈黙が流れた後、ウォッカは思い出したように再び口を開いた。





「そういや、さっき赤井と一緒に誰かいたとアニキ言ってやしたね?“バラ姫”って一体…」


「あら、知らないの?あの赤井が一目置いている捜査官よ」


「アタイのスコープに穴空けやがって…何者なんだ、あの女は!!」







隣から違う車を運転しながら無線機で怒りながら話すキャンティ。






「フンッ…まあ、その赤井を潰せば、“バラ姫”も手は出せねぇだろ」








火のついたタバコを咥えながら、ジンは怪しく笑みを浮かべた。
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