Bullet of the promise
□第十話
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『ふわ〜・・・』
カーテンの隙間から光が差す朝、大きな背伸びとあくびで起きた。
昨日は黒の組織のせいでどたばたして、疲れた。
その時掴んだ彼らのカード、偶然事故にあって意識不明となっているキールこと水無怜奈は病室でFBIが交代で見張っている。
そのため、交代して家に帰ったから、寝るのが遅くなった。
ベッドの近くに置いてある携帯を開き時間を見たら、もう昼前になっていた。
『11時40分……寝すぎた…あれ?』
あまりにも寝すぎたことにうなだれたら、画面にメールの通知が来ていた。
開いてみると、送り主は蘭からだった。
『蘭・・・どうしたんだろう?・・・
――って一時間も前から送られていたの!?』
蘭に急いで電話をかけた。
≪もしもし?≫
『あ、もしもし蘭?友梨奈だけど…
ごめんね、今起きたの。今からメールどおり会える?』
≪え、大丈夫なんですか?≫
『ええ。今日は一日空いているから、大丈夫だよ』
≪ホントですか!?
じゃあ、今から駅前のカフェで待ち合わせましょう!≫
『よし、じゃあ下着買いに行きますか!!』
≪………え?≫
そう言って私は蘭との電話を切り、支度をしたら待ち合わせ場所へ行った。