Bullet of the promise
□第二八話
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赤みが掛かった青い空、染まりやすい白い雲。
広く広く広がる海。
今日は・・・
「うわーー!!」
「すっげー!いっぱい釣れたな!」
「皆の合わせたら20匹くらいだね」
「今日の夕飯は博士の家で、魚料理で決まりですね」
「まあ、さばくのは博士だからちょっと心配だけどね」
『私も手伝うから大丈夫だよ』
「にしてもすげーな元太!また黒鯛釣ったのかよ?」
少年探偵団と一緒に釣りを満喫していた。
私もその引率で来ていたが釣りのことはあまり知らず、コナン君が以前釣りに行ったときに助けた江尻さんに色々教え、面倒をみて貰っていた。
「さぁ、皆そろそろ道具をしまって。
帰り支度をしたほうがよさそうだぞ。迎えの船が来たからね」
「「「博士〜〜〜!!」」」
「ありがとう、江尻のおじさん。色々僕達の面倒を見てくれて」
『私からも、ありがとうございます。あまり釣りに詳しくないので助かりました』
「いやいや、この坊やと阿笠さんには前に命を助けられたんだからね。
用事で一旦家に帰った阿笠さんの代わりくらい軽いもんさ」
元太達は声を張り上げこちらにくる船に手を振るが・・・
「大量だぞー!・・・は・・・」
「か・・・」
「せ・・・?」
その船に乗っていた人物は?