Bullet of the promise

□第三一話
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≪先日の午後4時頃、ていと銀行で突然男達が押し寄せ、その場にいた者全員が人質となったという強盗未遂事件が起こりました。


犯人は目だし帽を被り拳銃と爆弾を持ち込み、現金を海外の口座に振り込ませようとしましたが、警察の機動隊により逮捕されました≫







工藤家のリビングで、沖矢さんと食事を取りながら以前あった強盗事件の振り替えニュース映像を見ていた。






「この事件現場、友梨奈さんも近くにいましたよね?」



『はい。私は事件に巻き込まれませんでしたが、知り合いとコナン君たちが巻き込まれて・・・ぁ・・・』






話の途中で言葉を消し、テレビをじっと見た。


それはその時会った赤井さんにそっくりな男性。




結局、彼はよく似た別人で赤井ではなかった。



あの時男が自分の腕を掴んでいたのは右手だったこと



自分を見る目が何かを探るような目をしていたこと





記憶がなくても、自分が引き込んだ初対面の人にあんな敵視するような目をするはずがない。



人見知りや人間不信の人だと言うなら、あの時私の腕を態々人があまり通らない細道に引いて二人きりになるようなことをしないと思う。








反対側に座る沖矢さんは“ホォ・・・”と興味深くテレビを見たら顔をそのままにして言った。





「明日、ていと銀行に行きませんか?ついでにその近くの米花百貨店で買い物でもして」







『……え?』




突然何を言い出すんだこの人は…。



と意味を込めて顔をテレビから沖矢さんに向けた。










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「ちょっと何度も言わせないでよ!



このキャップの後ろに入ってるワンポイントはこのデパートのオリジナルデザイン。


つまりここの限定商品よね?これをここに買いに来た客の事覚えてないの!?」



「はい・・・それにお客様が言われてるような方が来られたという話も聞いてませんけど?」



「あの・・・そろそろ教えてくださいよ?何なんですか?その帽子を買った客って」



「いいから、貴方は黙ってて!」







ジョディとキャメルは米花百貨店に来ていて帽子専門店の店員に先ほどからジョディが持っている帽子について何度も聞いていた。



すると、毛利小五郎と蘭、コナンも米花百貨店にて2人と遭遇した。



コナン達は謎の赤いTシャツについてこの米花百貨店を訪れたらしい。


そのあと、ジョディたちと一言二言交わしたらそれぞれ別のフロアに向かい別れた。







「あの、すみません。少々話を伺ってもよろしいですか?」






沖矢はさっきの外国人女性であるジョディが聞いていたことを店員から聞いていた。


友梨奈も沖矢の隣にいてその話を聞いていた。
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