Bullet of the promise

□第三三話
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しかし、18時になったが元太たちは見つからず早くしないと親が心配して騒ぎ出すと男達は焦っていた。






「あのジイさんはどうだ?誘拐してそのロッカーに閉じこめたジイさんだよ!」



「ああ、さっき覗いたら寝息たててたよ。

それからジイさんの家にさっきから電話してるけど、相変わらず誰も出なくてよ」





男達は元太達の話に変わりちゃんと捜しているのかどうこう言っていた。






「(それでも見つからねぇってことは、この部屋のロッカーのどれかにあいつらが隠れていると見て間違えなさそうだな)」






男達はもう一度捜して見つからかったらガソリンをまいて火をつけ逃げることにした。



コナンは縛られた手で男達に気づかれないように持っていた探偵団バッチで床を叩きロッカーにいる3人に東京消防庁の通信コード254・・・現場待機と指示した。




細身の男がガゾリンをまいた後、携帯で誘拐したジイさんの家に電話した。


その様子を見たコナンは偶然散らばった自分達の携帯を使っての作戦を閃いた。





「――ったく、いつになったら帰って来るんだよ!ジジィん家の娘はよ!」











プルル・・・プルル・・・













ガチャッ












≪もしもし・・・≫






















『無言電話が二回も…』




友梨奈は相変わらず沖矢に料理を教えていたが、博士に用事があると言って行った帰りにそう話した。






「博士もいませんし、玄関のドアも開いていましたね」



『哀ちゃんもいなかった…博士はともかく、哀ちゃんがそんな無用心なことはしないはず・・・


何かあったのでしょうか?』





友梨奈は不安になり、沖矢と共に探しに行くことになった。














一方、コナンは光彦の携帯で自分達の携帯に電話するように指示したし、犯人の一人をあちこちに動き回らせていた。




最初は555で通報コード。




次に953で火事の原因火遊び=歩美の待ち受け画面である花火をしている所歩美の携帯。



655は泥酔者で酔った小五郎の待ち受けのコナンの携帯。




658は住所不定者で野良猫の待ち受けの元太の携帯とそれぞれの携帯に電話を掛けさせた。



そして最後に652の寝たきり老人をあらわすもの。


つまり・・・





「哀ちゃんの携帯の・・・」











「「「博士の寝顔!!」」」










「「「!!」」」




3人は少々声を大きく上げたため、コナンや灰原、監視の男の耳にも聞こえた。


男はロッカーに手をかけるがすぐ近くでバイブ音が聞こえたためそちらに意識しロッカーから離れる。





「おい!携帯のバイブ音だ!すげー近くに聞こえるぞ」



≪どうやらガキ連中、携帯電話で連絡を取り合って仲間を捜しまわってるようだな・・・


よーし、その部屋の扉を何かで塞いでお前も捜せ。

俺は階段で待ち伏せるから声で威嚇して追い詰めて挟み撃ちだ!≫





男は仲間に言われた通り椅子、板、ダンボール箱でコナン達がいる部屋の扉に置き詰め威嚇の声を出しながら自分も捜しだす。




すると捜索の男がコナンの携帯を見つけた事で光彦たちがいる場所を遂に突き止めた。





「くそ!ガキが・・・舐めた真似を・・・しやがってッ―!?・・・」




急いで物を動かし扉を開けると男の額に麻酔銃がコナンによって撃たれ眠り倒れた。


コナンは通話中に男が離した携帯に変声機で出た。





≪おい、どうした!?ガキはいたか?≫



「いやガキは全員逃げちまってるぜ!もうサツに通報されちまったかも。


ヤベェから俺は逃げる、お前も早くズラかれよ!」









ツーツー…








「おい!?・・・!!!?――ッッ・・・」トンッ





もう一人の男の肩に手を置かれ男は恐る恐る振り向いた
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