Bullet of the promise

□第三四話
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「へぇ〜大阪府警本部長の息子か?その上高校生探偵だなんて凄いじゃん!」





毛利探偵事務所で小五郎と蘭、コナン、そして最近蘭の通う高校の転校生で女子高生探偵の世良真純が偶然外で出会いそのまま遊びに来ていた。





「うん。名前は服部平次君。

服部君曰く“西の服部、東の工藤”って並び称されているらしいよ」




「じゃあ、工藤君とライバルだな!」




「でも、対決したのは最初ぐらいで最近は2人で協力し合って事件解決しているみたいだよ」




「まあ、2人で一人前ってこった。

日本随一の名探偵であるこの眠りの小五郎様とはランクが違うってわけよ!ナ〜ハハハァ〜」




「(“眠りの小五郎”も2人で一人だよ;)」




「西と東か…

あ!じゃあ、ぶっちゃけ西と東、どっちが名探偵なんだ?」




「「へ?」」








真純の興味ありげの顔で突然の質問をされ、コナンと蘭は目が点となった。






「あぁ・・・同じだと思うけど・・・」



「で、でも・・・あえて言うなら・・・やっぱ東の・・・」









「西や・・・」









扉の開く音と共に第三者の声に驚いた。






「この西の高校生探偵、服部平次の方がめちゃめちゃ上やっちゅうんじゃ、ボケ!!




黙って聞いてりゃ勝手な事ぬかしよって!」








声の主は丁度噂していた服部平次でズカズカと入りコナンに吠えた。

吠えられたコナンはそんな平次を見て“立ち聞きしてたのかよ?”と呆れていた。





「んで、どこにおるんや?最近ひょっこり現れて工藤の事嗅ぎ回ってるっちゅう女探偵は」



「ここにいるじゃない!世良真純ちゃんよ」



「別に嗅ぎ回っちゃいないけど」



「あ、あんた女やったんか!?








・・・にしては・・・

乳がちょーっと寂みしないか?」



「それはこれからボーンと出てくる予定さ!」






視線を真純の顔から胸の方に下がりジーっと見て言う平次に、真純は急いで訂正した。






「それより和葉ちゃんはどうしたの?一緒に来るんじゃなかったの?」



「ああ・・・アイツは寄り道や・・・


この前土産に貰ったレトルトカレーに和葉んとこのオカンがごっつうハマってしもてのォ・・・

東京のファミレス限定販売のカレーやったみたいで、東京行くんやったら買って来て欲しいって頼まれたらしいんやけど・・・


来しなにそのファミレス見つけおってな」



「じゃあ、そこに寄ってからくるのね!」






するとコナンが平次に何しに来たかを聞き、話そうとしたら平次の携帯が鳴った。


相手は彼の幼馴染の和葉からみたいで出てみると・・・





≪た、助けて平次!!≫





突如彼女から助けを求められた。





「どないしたんや?お前ファミレスに行ったんとちゃうんか?」



≪そのファミレスに来てんねんけど・・・トイレで人が亡くなった言うて大騒ぎになってんねん!≫



「ひ、人が死んだやと!?殺人か?」



≪そらまだ分からへんねんけど・・・

変な外国人の大男に“店からでるな”言われて、出られへんねん!≫



「分かった!すぐそこに行ったるから待っとけよ!(ピッ)


――ちゅう訳だから、ちょっと言って来るわ」



「じゃあ、こうする?」




事件現場に向かおうとする彼を真純が提案を出した。





「この事件で西と東、どっちが上か・・・はっきりさせるっていうのはどうだ?」







「「え?」」
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