Bullet of the promise
□第四七話
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〜工藤邸〜
『これでよしっと・・・』
置いたテーブルにはたくさんの料理。
満足な顔をすると後ろから、昴さんもまた一つ皿を置いた。
「随分作りましたね。ちょっと多かったのでは?」
『大丈夫ですよ。なんたって今日は・・・』
〜阿笠邸〜
「園子、そっち持ってくれる?」
「OK!」
博士の家に大勢人が集まっていた。
壁にはサンタとクリスマスツリーの絵や折り紙で作られた輪の飾り
リビングの中央には大きなクリスマスツリー
白いテーブルクロスがかけられた多数のテーブルとイス
「楽しみだね!クリスマスパーティー!!」
そう、今日は博士の家でクリスマスパーティーをすることで、皆その準備をしていた。
「友梨奈お姉ちゃんもたくさん料理を持ってきてくれるみたいよ」
「うな重あるかな?」
「いや、クリスマス料理にうな重はないでしょう・・・;」
子供たちも料理の手伝いや飾りの手伝いをしながら会話する。
「でも、僕も参加しても良かったのか?」
「うん、折角のクリスマスだもの!世良さんも一緒に過ごそう!」
テーブルの上を飾る蘭と園子、世良。
博士の料理を盛り付けする哀と歩美。
ツリーの飾りつけをする元太と光彦、コナン。
皆それぞれ担当に分かれパーティーの準備をする。
「GO、GO!ヨーコ!!」
いや、一人だけ場違いが・・・
「もう、お父さんたら・・・」
「もう飲んでるし・・・;」
「ハハハッ・・・;(しょうがねーな、このおやじ・・・;)」
ピーンポーンッ!
コナンたちが小五郎に呆れていると、インターホンが家中に響きわたった。
『メリークリスマス!!』
玄関の扉を開けると、両手に皿を持った友梨奈と昴。
「友梨姉ー!!」
『真純ちゃんストップ!今来たら料理引っくり返る』
「あ、ごめん・・・;」
『(クスッ)あ、そうだ、悪いけど蘭たちも手伝ってくれる?
まだ料理があるから』
蘭たちは、料理をテーブルにおいて再び工藤邸に行く友梨奈たちの後を追った。