Bullet of the promise
□第五二話
2ページ/5ページ
_______
_____
___
「はあ〜食った食った!!」
「よく朝からあんなに食えるな…」
「日の出の時に友梨奈さんからお菓子を貰って、朝ごはんの時にご飯3杯…流石に食べ過ぎ…」
朝食後。
今日は子供たちと一緒に近くの公園へ向かう。
『皆、何を持ってきたの?』
「「サッカーボール!/です!」」
「##NANE1##お姉さんも一緒にサッカーしよう!」
『えっ…;』
歩美ちゃんの誘いに頬を引きつらせる。
『えっと…私はいいよ…』
「…もしかして友梨奈さん…サッカー出来ないんですか?」
『いや…出来ないっていうか…苦手っていうか…試合観戦は好きだけど、するのはちょっと…』
「へえ〜…友梨奈姉ちゃんでも苦手なことあったんだね…」
『だって、思うような方向にボールが行かなくて…』
軽く落ち込む。お姉さん、意外とメンタル弱いのですよ。こう見えて。くすん…
『あ、着いたよ』
「「「わあ〜……え…?」」」
公園に着き、子供たちは喜んで中に入ろうとしたが、公園の名前を見て足を止めた。
その名は…
“墓地公園”
「「「ぼ、墓地公園…!!?」」」
「って、お墓があるんですか?!」
『いや、昔はこの先のお墓があるところに公園があったけど、ボールとかがお墓に当たるからって場所を移動させて、名前だけ残ったみたいよ』
「よかった〜…」
その説明に子供たちはホッとして再びサッカーボールを持って公園内に入り、それから夕方までその公園で楽しく遊んでいた。
その一方で、事件が起き始めたとも知らずに
//