Bullet of the promise

□第六八話
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安室さんとその仲間たちとの来葉峠対決(って言っていいのかな?)から2日後。



すっかり熱も下がり、今日のバイトポアロの裏口から入った。





スタッフの控室でエプロンに着替えて出ると、控室前に安室さんが立っていた。


ちょ、ここ女性用控室ですが…




どうしたのか、と不思議に思っていると、彼は…






「すみませんでした」




と、頭を下げて来た。







『………はい?』



「この前は手荒な真似をしてしまい、申し訳ありません」







一体何のことだ?と思ったが、
これお返しします。と彼が渡して来た見覚えがある小型の懐中電灯を見て、理解した。



そうだ。この人、私を薬で眠らせて拉致ったんだ!





拉致られた時は「この野郎!」と(お口では言えないが)彼の大事な部分を膝キックしようと思っていたが、もういいや。




コナン君から彼は組織に潜入している公安であることを聞かされ、敵ではないと理解した。




だが、私を眠らせたうえに徹夜の楽しくないほぼ一方的なお喋りは思い出した途端、ちょっと、ほんのちょーーーーっとプチッと来た。



腹パンくらいはしてもいいよね?いいよね!





と、いう事で利き手とは逆の手で腹パンで許してあげた。



しかし、彼にとっては全く効果がないのだろう。

余裕な顔するし、その場からちっとも動いていなかったし…腹筋すごかった。クソォ…





結局、きょとんとした顔をする安室さんを置いて、バイトに取り掛かったのだった。
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