HQ夢小説 宮治

□六話.
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合宿2日目。


アラームの音ですっきり目を覚ました愛菜は、昨夜のうちに下ごしらえをしたもので朝食を作り出した。


合宿中に作る量は半端なく多い。
練習などを参加していない愛菜も筋肉痛になりそうなくらい重労働だ。


監督に“コレで作ってくれ”と寸胴を取り出したのを見た時は、給食のおば様を思い出した。

今まさにその気分だ。給食のおば様を尊敬する瞬間だった。









みそ汁にサラダ、卵焼き…栄養バランスを考えられた献立通りに朝食が出来ていく。



『〜♪〜♪』




家事は嫌いじゃない。どんどん綺麗になったりできていくのが楽しいのだ。

すっかりご機嫌な愛菜さん。
一人で作業する時間は気楽でいいのだろう。





「うわっ、すご…」


「1人でもうこんなに作ったんか…」


『!!』




が、人の声によりそれは終了してしまった。



からくり人形のごとく振り向くと、角名と銀島だった。





「おはよう。」


「八戸さん、早起きやな」


『お、お、おはよう…ございます』





決して初めて会ったわけじゃない自分たちにびくびくとする愛菜に苦笑する2人。





「これ、もう配膳だけだね」


「じゃあ、俺らがやるわ」


『は、はい…お願いします…』






調理場から出ようとする二人にホッとするのもつかの間、“あ、そうだ”とすぐこちらを振り向く角名。





「八戸さんって結構歌上手いね」






と再び去っていった。





・・・・・。







(聞かれてた!!!)
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