★×跡部景吾★

□Not feel like
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「景ちゃん、ちょぉこっち来?」

「あーん?」

「ああ、やっぱよぉ似合うなぁ」

忍足が持っていたのは高級そうな振袖。
しかし、振袖とは女物である。
でも忍足に頼み込まれ、というか半ば無理矢理、跡部は振袖を着せられた。


□■Not feel like□■


「可愛え…///」

忍足は跡部に振袖を着せ、足袋を履かせ、毛皮の襟巻き、簪(かんざし)を付け、薄化粧を施した。
その美しさはそこらの女など目じゃない。

「おい、もういいだろ?」

跡部は忍足に「着物なんだから」と下着を剥ぎ取られた。
跡部にはそれが恥ずかしくて堪らなかった。

「ダメやって。な、ちょぉ後ろ向いて」

忍足に無理矢理後ろを向かされる。
跡部はその視線に犯されているような錯覚を起こしかけた。
そう、視姦されているかのように絡み付く視線。
跡部の顔や身体はどんどん熱くなる。
忍足は跡部に近付き、うなじを撫でた。

「Σッ!!」

跡部は首を竦めた。
忍足は跡部の顎をクイッと持ち上げ、唇を塞いだ。
舌を差し込むと濡れた音がする。
跡部の身体から力が抜けていった。
忍足は帯に手をかけた。
しゅる、と帯は解けた。
跡部は次にされるだろうことが予測出来た。

「やめろ、変態っ」

跡部が叫んだのとほぼ同時だった。
忍足は帯の端を持って引っ張った。
身体に巻き付いている帯を引っ張られ、跡部の身体は回転し、バランスを崩して倒れた。
そこに忍足が覆いかぶさり首筋に吸い付いた。

「やぁぁっ!」

元々敏感な跡部は甲高い声をあげた。
帯が解け、中結いだけが残っている。
そうなると、お端折の部分が余り、胸元が大きく開いてしまう。
忍足の手はそこに侵入してきた。

「やだぁっ!だめ、あっ、何、考えて…っ!」

忍足の手は冷たく、跡部は身体を震わせた。
突起を摘まれ、鼻にかかった甘い声が出る。

「だ、めぇっ、ぁん…っ、手、冷た…ぃ」

忍足は手を離した。
跡部ははぁっ、と息を吐いた。
忍足は手の代わりに顔を胸に寄せ、突起を舌で転がした。

「んっ!くぅ…っ、侑士、やめ、ぃやぁっ!」

「我が儘な姫(ひい)さんやね。コリコリやのに」

忍足は突起から口を離さず喋るので、喋る度に歯が刺激を与える。
忍足は着物の合わせから手を入れた。

「Σやっ!」

跡部は慌てて脚を閉じた。
下着を着けていなかったので容易く握られた跡部自身は、もう硬くなっていた。

「なんや、感じとるやん。でもアカンで?」

忍足は合わせを開いた。
跡部の白くて長い脚が露わになる。

「やっ、やだ、何してんだよっ!」

足袋は履いたままなのが余計に恥ずかしい。
それに衿はもう肩からずり落ちていて、振袖がみっともなく肘に引っ掛かっている。
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