★×宍戸亮★
□唯一の恋人
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昼休み。
跡部は衝撃の瞬間を目にしてしまった。
□■唯一の恋人□■
跡部の恋人は同じテニス部の宍戸。
しかし跡部は最近、自分ばかりが宍戸を好きでいて、宍戸は自分のことをそれほど好きではないのかと思い始めていた。
【話があるから、放課後部室に残ってくれ】
跡部は昼休みのうちに宍戸にメールを送信すると、その後どうするべきなのかを考えた。
昼休みに見た、宍戸の浮気現場が何度も脳裏を過ぎっていた。
***
放課後。
部活も終わってから宍戸は律義に跡部に言われた通りに一人で残っていた。
「悪いな、待たせて」
「…別にいいけど…わざわざ待たせてまで話なんて…そんなに重要なのか?」
「ん…まぁな」
跡部はソファに座っていた宍戸の前に座った。
宍戸は僅かに緊張した様子で跡部の方を見る。
「お前…俺のこと嫌いになったのかよ?」
跡部が思い切って尋ねると宍戸は意味が判らないといった風に目を丸くする。
そして一呼吸置いてから言い返した。
「はぁ?何言ってんだよ、いきなり…」
「…どうなんだよ」
呆れたように言う宍戸の言葉を遮って、跡部はもう一度聞く。
宍戸は少し間を置いてから頷いた。
「当たり前だろ…今更そんなこと聞くなって」
「…じゃあお前は、好きじゃなくてもあんなことするような奴だったんだな」
跡部は立ち上がると、宍戸のすぐ前に移動し、肩を押してソファに押し倒した。
宍戸は突然のことに目を白黒させている。
「なんだよ、いきなり」
「…判らないのか?なら教えてやるよ」
***
すっかり日も暮れて外は暗くなり、他の部活は全部終わったのか部室も校舎も電気は消えて、ただ一つテニス部の部室だけは明るかった。
「いい恰好だな」
宍戸はソファの上で下半身は裸、上半身にはシャツを羽織っただけの恰好で、両手首はネクタイによって頭上で縛られて自由を奪われていた。
「…っ、なんなんだよ…こんなの…」
宍戸は自由の効かない身体を揺らして跡部を睨むように見上げた。
しかし跡部は涼しい表情で見下ろすだけ。
「判らないって言うなら判らせるまでだな」
跡部は宍戸の脚を開かせると、その間に入り、自身を握って乱暴に扱き始めた。
普段から跡部によって身体を開拓されてきた宍戸は、その刺激に身体を大きく震わせた。
「っあ、や…やめ…っ!」
こんな風に無理矢理されて感じていると認めたくないのか、宍戸は首を横に振りながら嫌がる。
しかし身体は跡部の手に与えられる刺激に素直に反応を返す。
「嫌がってるくせに感じてんのか?」
跡部は宍戸の様子を見てバカにしたように言い、ふと思い付いて胸ポケットからシャーペンを取り出した。
「ん…っ、あ…?何…」
宍戸はその様子を見て不安そうに瞳を揺らす。
跡部はそれに目を細めるだけで何も答えず、芯を長く出して宍戸の自身の先端に宛てた。
「い…やっ…」
宍戸は怯えた様子で首を横に振るが跡部は無視してその芯を宍戸自身の尿道の中に押し込んでいった。
激痛が宍戸を襲う。
「ィ…あああッ!」
宍戸は背を反らして絶叫する。