★×向日岳人★

□あまりに可愛くてA
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岳人はガクンと膝を折って壁に手をついた。
すると自然と先程電車の中でしたように腰を忍足に突き出す形になる。

「んぁっ…あ、それでっ…指、増やされて…ッ」

岳人は感じながらも必死で忍足にされたことを説明する。
忍足は笑い出しそうになるのを堪えて、指を増やして中を拡げていく。
風呂場という場所が災いして、声や水音が響く。

「もっと…擦られて…っ、イけないように…んんっ」

岳人が舌足らずに説明するのに合わせて、忍足は岳人自身の根元を戒めて中を激しく擦った。
岳人の内壁は意識しているのか無意識なのかは判らないが、忍足の指をきつく締め付けて離さない。

「あっ…、ゃあっ…あぅ…んぁあ…っ」

「ほら、次は何されたん?説明してくれるんやろ」

喘いでばかりいる岳人を急かすように言うと、岳人は緩く首を横に振った。

「もう…いいから、…侑士ので気持ちよくして…」

岳人にはもう痴漢されたことをなぞっていく余裕も気力もなく、それよりも早く確かな快感をねだった。
電車の中とは違って二人きりならば、遠慮も我慢も必要ない。

「しゃあないな…ほな、ちゃんと気持ちよぉしたるからな?」

忍足は中から指を引き抜くと、すっかり解れて柔らかくなっている蕾に自分の自身をゆっくり挿入した。
柔肉を割り開いて硬い肉棒が入ってくる感覚に、岳人は身震いを起こした。

「侑士…熱いよぉ…」

忍足の自身を咥えているそこは灼けるように熱い。
そこから溶けて一緒になってしまいそうな錯覚さえ起きる。

「ああ…俺もめっちゃ熱いわ…」

忍足は岳人の耳元で囁きながらゆっくり腰を揺らし始めた。
岳人の腰が僅かに震える。

「んぁ…あっ、ふ…」

岳人の小柄な身体は忍足の腰が動かされる度に揺れ、自身から垂れた先走りが床に落ちる音がする。
しかしそれ以上に岳人の甘い声の方が大きくはっきりと響き渡る。

「んっ、あ…侑士ぃっ…もっと…ぁあっ!」

岳人は自分から腰を振って更に忍足を煽る。
忍足はそれに合わせるように中を擦りながら岳人の自身も同時に扱き出した。
途端に岳人の膝が崩れた。

「ひゃああ…っ、ぃや…そこダメぇ…」

2箇所に同時に強く刺激を与えられると、岳人の頭の中は白く霞んでいく。
思考能力が快感に奪われ、気持ち良くなること以外に何も考えることが出来なくなっていく。

「あぁ…ん、はぁ…うんっ…ふ、ア…侑士っ」

岳人は意識して内壁を締めたり緩めたりして忍足にも快感を与えようとする。
柔らかく熱い岳人の肉壁に包まれるのはとても気持ちが良く、忍足自身はより硬度を増した。

「やっあ…もうだめ…」

岳人は限界が近いのかぶるぶる震えながら忍足の自身を締め付けた。
忍足も余裕がない中での締め付けは、お互いにかなりの刺激となった。

「くっ…岳人、締め過ぎや…!」

「ひっ!?あっ、あぁあアっ!んんっ」

忍足は何度か強く腰を打ち付けた後岳人の中に白濁を吐き出し、それに吊られて岳人も達した。

「ぁ…あ…、…」

岳人はそのまま意識を飛ばしてしまった。
忍足は気を失った岳人を介抱しながら、こんな風に誘ってもらえるなら、またいつかしてみようかなどと考えていた。

□■END□■
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