★×跡部景吾★
□ごっこ
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「なぁ景ちゃん、今日はコレ着てヤろ」
「うん…侑士がそう言うなら///」
□■ごっこ□■
忍足が用意していたのは白衣とナース服。
忍足の父は医者なので、これらを準備するのは容易かった。
しかもこだわりで聴診器など小道具もある。
ナース服は薄い水色とピンクの2種類あったが、忍足の趣味でピンク。
ナースキャップもちゃんと用意してあった。
更に、ここからが忍足のすごいところ。
なんと女ものの下着やストッキング、ガーターベルトまで持ち出したのだ。
「じゃあ…着替えてくるから…///」
跡部が服を持って隣の部屋に行こうとすると、忍足はそれを引き止めた。
「ここで着替えてくれへんの?」
「Σえっ…、恥ずかしいから…ダメ。すぐ来るから待ってて」
跡部はそそくさと部屋を後にした。
(あ〜照れよって…ホンマ可愛えなぁ)
数分後。
「侑士、これでいい?」
跡部はピンクのナース服にナースキャップ、短いスカートのせいでガーターベルトがちらちら見える。
忍足はというと白衣を羽織り、首に聴診器をかけていた。
「忍足医師(せんせい)やろ?」
「あ…っ、忍足…医師」
跡部は慌てて言い直す。
忍足はそんな跡部を見て微笑むと、手招きした。
跡部は誘われるまま忍足に近づいた。
すると忍足は跡部の腕を掴んで引っ張った。
突然のことに、跡部はバランスを崩して忍足の胸に倒れ込む。
忍足はそこで跡部の唇を奪った。
しかも舌まで入れて。
始めは驚いていた跡部も、すぐに舌を絡める。
「んん…っ、ふぅ…ぁ、んぅ…」
跡部の顎には二人分の唾液が伝った。
忍足の巧みなキスに煽られて、跡部は興奮してきた。
しきりに脚を擦り合わせている。
それを目敏く見つけた忍足は唇を離した。
名残惜しそうに離れる唇を唾液が細い糸のように繋いでいた。
「ふぅ…あ?何…?」