★×忍足侑士★
□犬嫌いなワケ
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□■犬嫌いなワケ□■
「侑ちゃん見て見て!!」
「な…ジロー?」
目が醒めたらジローには犬の耳と尻尾が生えていた。
「すっげー!ホンモノだよ〜?見て見て〜」
やたらお気楽なジロー。
「ね、侑ちゃん…」
ジローはいきなり忍足にキスをした。深い深いキス。舌を絡めて、お互いの口腔を蹂躙する。
「は…っあ、ジロー…」
「侑ちゃん!今日侑ちゃんは俺のご主人様だよ。俺を飼い馴らしてみて?」
ジローはベッドに腰掛けている忍足の脚の間にしゃがみ込んで言った。
忍足は意味が判らないといった表情でジローを見ている。
ジローは突然身を乗り出して、忍足の身体を舐めまくった。
「ひゃっ、あっ!ジロ、あぁ…ふっ」
顔から耳、首、胸と滑り降りるジローの愛撫。
「ひあぁ…ジロー…ジロ、やめて…っ」
忍足がそう言った瞬間、ジローは忍足を舐めるのをやめて再びしゃがみ込んだ。
「あっ…?ジロー、何で…っ?」
「やめてって言ったでしょ?だからやめたの」
ジローは意地悪く言った。
忍足は困惑したような顔でジローを見つめた。
ジローは笑っている。
「ゃ…やめんといて…お願いジロ、舐めて…?」
「どこを?」
ジローは尻尾を振って尋ねる。
「…っぃや…言えな…」
忍足は瞼に溢れんばかりの涙を溜め、首を弱々しく横に振る。
「じゃあ言わなくていいから指さして?」
ジローは妥協案を出す。
忍足は泣きながら既に先走りを溢れさせている自身を指さした。
「こ、こ…舐めて…っ」
「はい」
ジローはぺちゃぺちゃと音をたててそこを舐めた。
「あぁああん…ジロー、イイ…はっ、ぁ…な、ジロー…く、くわえて…?」
「んむっ」
ジローは言われた通り忍足自身をくわえる。
ただ、言われたことしかしない。
「ジロー…もっと…舌、絡めて?…吸って…?」
「ぁむ…ぅ、んっ」
「はぁあ…あぅ、ジローあかん…も、出るっ」
「ん〜」
ジローはさっきの命令である『自身をくわえて、舌を絡めて、吸う』ということしかしない。
だから忍足が限界を訴えても、決してやめたりはしない。
「や、あぁ…ジロー、出るっ!もぉ…出てまうからぁ…っ口、離して…あぁああっ!」
ジローが口を離した瞬間、忍足自身は白濁を吐き出した。
当然それはジローの顔にかかる。
「あ…ぁ、ジロー…」