テニスの王子様

□まったり
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携帯のバイブが震えたのは授業後間もなく。


マガジンかと思いきや、大好きな彼からのお誘いメールだった。



――屋上に居るから



たったの1文。
それでも愛しい。


「わー、涼花ってばまた聖母マリアになってる〜」
「髪///!?」


ハッとして顔を上げると、そこにはクラスメイトたちの意地悪な笑顔。


「愛しの彼からランチのお誘い?」
「妬けるわー」
「この美男美女め(#´∀`)」

繰り出される暴言をサラリ受け流し、涼花はバッグを掴んだ。


「いいもん、リョーマに慰めてもらうから!!」


ペロリと舌を出すと、涼花は手をふり教室を出た。



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