秘めごと(夢小説)

□隣室からの誘惑 (彼目線)
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思い足を引きずりながら隣室へと向かった。

部屋には、肌蹴た寝巻きの裾を直したエマが秀吉に寄り添うように座っていた。

犬千代「っんだよ?」

秀吉「ここ、座って」

目を合わさぬままわざとぶっきらぼうにそう尋ね、示された二人の目の前へと座る。

秀吉「変態わんこ」

犬千代「んなっ!お前たちが盛りすぎなんだろ!」

開口一番のその言葉に勢いに任せて顔を上げると、秀吉の目には想像していたような侮蔑の色などなく、どこか楽しそうに弧を描いていた。

秀吉「お前の覗き趣味、みんなが知ったらどう思うかなぁ〜」

犬千代「……っ!」

こいつ、何を考えてやがる…。
きっとロクな事じゃねぇな。

秀吉「ねぇわんこくん、見てるだけで満足?」

犬千代「満足ってお前、なに言ってんだよ?」

秀吉「俺たちに、混ざりたくない……?」

は?この猿、今なんて?
まぐわいすぎて頭まで猿並みになったか??

エマの方を見てみるとうっとりとした眼差しで秀吉を見つめている。

なんだよこいつ、俺には見せた事のないこんな女の表情(かお)、秀吉には見せるのかよ。

犬千代「冗談じゃねぇ。俺は帰る」

嫉妬と強がりが混じってそう言い放ち、踵を返すように立ち上がるとヤツの澄ました声が聞こえる。

秀吉「ふーん、怖いんだ」

犬千代「はぁ?」

秀吉「お前、経験ないだろ? 後学のためにも俺とエマちゃんでいろいろ教えてあげるよ」

犬千代「っざけんなっ!」

思わず振り返った俺の目に映ったのは余裕の表情を崩さない秀吉がエマを膝の上に持ち上げる姿。

胸元を大きく崩し膨らみが露わになる。
両の手で掬い上げられたたっぷりとした乳房が秀吉の手のひらに馴染むようにその形を変えていく。

エマ「あっん、秀吉さまっ…」

犬千代「んなっ……!」

秀吉の両足はエマの膝を割り広く固定し、俺の目の前に晒された局部を急いで手で覆い隠そうとする彼女のみるみる上気する肌を味わうように首筋に舌を這わす。

秀吉「わんこくん、こんなに美味しそうな彼女を目の前にして何もせずに去るとか、ほんとに男なの?」

犬千代「くっ…!」

エマ「いぬちよ…」

俺を見つめるエマの潤んだ瞳。

……そんな、他の男の熱に浮かされた目で俺を見るなよ。

―――こいつら、完全にイかれてる。

………なのに俺のムスコは馬鹿正直に袴の下でビンビンとおっ立ってるし、このまま部屋に帰って二人の情事を聞くだけなんて虚しいだけだし、単純にヤることに興味だってあるし……。

自分自身に言い訳をしながら気づけば二人の目の前に腰を下ろしていた。

秀吉「ふふ、そうこなくっちゃ」

犬千代「んで、どうすれば良いんだよ」

秀吉「お前の好きなようにして良いよ。二人でエマちゃんのこと気持ち良くしてあげよう?」

その言葉にゴクリとつばを飲む。

遠目ではわからなかったきめの細かいなめらかな肌とか、桃色に熟れて硬く尖った胸の先とか、さっきまで秀吉をしゃぶっていた半開きの唇とか、見てるだけで理性がぶっとびそうになる。

恐る恐る指先で膨らみに触れると、

やっべぇ、やわらけー。

指先が埋まっていく初めての感触に魅入られたように両手で揉みしだく。

エマ「んっ……」

いつの間に、こんなに成長したんだよ。
いつの間に、こんなに女になったんだよ。

近くに居すぎて気づかなかったのか。
もっと早く気づいてれば秀吉になんて渡さなかったのに。

くそっ、もったいねーことしたな。

秀吉「おい、犬千代。もっとやさしく触れてあげて」

そう言われ、我に返って手のひらにほどよく収まる形のいい乳房を柔らかく揉み上げ、ぷっくりとした先端を親指で転がす。

エマ「ん、犬千代、くすぐったいよ」

頬を赤く染めて羞恥に顔を背けるエマ。

……感じてんのか?

これまで幾夜も秀吉に溺れるエマの声も表情も覗き見てきた。
けど、今俺の指先で身を震わせるこいつは、過去のどの表情よりも急速になけなしの理性を奪っていく。

欲求に抗えず桃色の先端を口に含むと、エマの身体がピクリと跳ねた。

そのまま舌先で転がし、ちゅうっと吸いつき、輪郭をなぞるように舌を這わす。

エマ「んっ……、くっ……」

下唇を噛み快感に抗うように声をこらえるエマ。

秀吉「エマちゃん、俺以外の男に触れられて感じちゃってるの……?」

エマ「そんなこ、と、ないっ……んっ……」

エマを上目遣いに見上げ、言葉を紡げなくさせるように舌先で弾く。

秀吉「嘘つくなんて、いけない子。ここだって、もうこんなにトロトロに溢れてるのに。わんこくんに舐めてもらおうか?」

秀吉の中指がエマの股間を捉えゆっくりとかき混ぜる。

エマ「んっ、やぁ……、秀吉さま……」

秀吉「犬千代、ここ。エマちゃん好きだから舐めて気持ちよくしてあげて」

犬千代「はぁ?何でお前にいちいち指図されないといけねぇんだよ」

秀吉「それは俺が誰よりもよくエマちゃんの体を知っているから。ほら、早く」

そう言ってまたあのいけすかねぇ余裕をこいた笑顔を見せやがる。

しかし、そう促され、秀吉の指先が示すそこに腹ばいに姿勢を変え顔を近づける。

間近で初めて見るソコは春画とはまったく違って、艶々と蜜を湛え、ヒクヒクと荒い呼吸に合わせてうごめき、秀吉の指先を咥えていた。

エマ「いぬちよっ…!だめ、見ないで……!」

何で秀吉はよくて俺はダメなんだよ?
対抗意識が沸き起こり、有無を言わさず舌先でぺろりと蜜を舐め取る。

エマ「あぁっ……!」

秀吉「エマちゃんって、甘いでしょ?」

視線を上げると秀吉も自身の指に掬い取った蜜を味わっている。

そのままエマの唇を塞ぎ、奥深く差し込まれた舌が零れ落ちる吐息を絡めとり、
巧みな両手が膨らみを捉え、指先が先端をつまんで転がす。

くっ……!なんだよ、この流れるような動きは!

……って、技に見とれてる場合じゃねぇ!
俺だって、エマを気持ちよくさせてやらねぇと……!

気を取り直し目の前で刺激を欲するソレに舌先を伸ばした。

つづく


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