秘めごと(夢小説)

□混浴短編集
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三成『一緒にお風呂入る?』
あなた「うん。」

入浴後、あなたは堂々と三成の大事なところを見ます



エマ「三成様っ、お風呂一緒に入りましょ?」

三成「断る」



エマ「ねぇ、三成様ってば、お風呂にまでご本を持ってきて……。濡れたらダメになっちゃいますよ?」

三成「お前が静かにしていればそんなヘマはしない」

言葉の通り器用に左手で本を掲げ、ゆったりと胸元までお湯に浸かりながら、乾いた右手で頁をめくっている。
本を読む姿、いつもはとっても好きなんだけどな、なんて思いながら、三成様の脇でじとりとその様子を見つめる。

エマ(んもうっ! 全然相手にしてくれない。えぇーい、こうなったら!)

内心頬を膨らませながらゆっくりと滲み寄り、お湯の中で背後から抱きつくようにぴとりと体を密着させ手元の書を覗き込む。

エマ「何を読んでるんですか」

三成「む。お前の空っぽの頭では到底理解できないものだ」

肩を抱くように両手を回し、胸元をぐいぐいと押し付けても三成様は反応すらしてくれない。

エマ(いくら私がまな板だからって……ヒドいッ )

三成様の視線を一人占めする書に見当違いなヤキモチすら妬き始めた私は、サッとそれを取り上げ淵ににあった乾いた手ぬぐいの上へと置く。

三成「お、おぃ、何をする!」

今夜初めて聞く、少し焦ったような声。

エマ「だって、三成様が全然構ってくれないから……」

三成「より有意義なことに時間を割いているだけだ」

ほんとに怒ってしまったのか、冷たい声でぴしゃりと言い私を見ようともしない三成様にじわじわと後悔の念がこみ上げる。

ちゃんと目を見て謝ろう。

そう思い体を前に回しあぐらをかいた三成様へと跨る。

しかし思いもかけず私の下腹に当たったのは硬くそそり立ったそれで……。

エマ「えっ……、三成様、これ……」

思わず揺らめくお湯の中のソレをまじまじと見つめてしまう。

三成「単なる、生理現象だ……。深い意味は無い」

驚きに満ちた瞳で三成様を見つめると返ってくるのは淡々とした声。

しかし、相変わらず私と目を合わせない三成様の頬はしっかりと赤い。

エマ「なんだ……、へへ、嫌われちゃったかと思いました。でも、……良かった」

力が抜けふうっと一息ついた途端、背に力強く腕が回り、後頭部を強く引き寄せられる。

三成「まったく……、なんなんだ、アンタは。人が必死に理性を保とうとしている時にやりたい放題して」

睫毛が触れ合いそうな距離で睨みつける透明な碧色の瞳は、確かな熱を宿していて。

胸が急速に高鳴り、言葉を失ってただ見つめ返す。

ちゃぷりと揺れた水音が合図であるかのように重なり合った唇から性急に舌が絡まりあう。

エマ「んっ、ふっ、ぁん……」

曲線を遠慮がちになぞる指先に言いようのない愛を感じて……。
お互いの肌の温度を感じながら、しっかりと不器用な愛を確かめ合った。






幸村『一緒にお風呂入る?』
あなた「うん。」

入浴後、あなたはしばらくして幸村の大事なところをさわります


幸村「おおお俺と、風呂に入らまいか(ぐっ、噛んだ……)」

エマ「(あ、噛んだ)……ふふ、いいですよ」



肌が触れるか触れないかの距離で、お互いそっぽを見るようにお湯に浸かる。

ちゃぷりとエマが指先で乳白色のお湯をかき混ぜる音を聞きながら躊躇いがちに俺は口を開いた。

幸村「……ありがとう」

エマ「え?どうしたのですか?」

幸村「……その、恋人ができたら、一緒に風呂に入ることにずっと憧れていたんだ」

エマ「ふふっ、そうなんですか?じゃぁ、もう叶っちゃいましたね」

幸村「あぁ、お前のおかげだ。だが、欲を言えば……。実は、もう一つあるんだが……」

………………

エマ「力加減どうですか?」

幸村「ちょうど、いいっ」

エマ「どこか、痒いところはありませんか?」

幸村「大丈夫だ」

エマ「幸村様の髪って、とっても柔らかいですね」

(いや、柔らかいのはお前の太もものほうだ……)

洗い場でエマの柔らかい膝に頭を横たえながらそんなことを思う。
細い指先が頭皮を刺激し、泡まみれの髪が指の間を行き来する。

(あぁっ、至福だ……)


膝の上で、髪を洗ってくれないか?

そんな唐突な申し出にエマは目をパチクリさせながら、それでもこくりと頷いてくれた。

ただ、「目は絶対に開かないで」との条件つきに。


だけど、こんな誘惑、耐え切れるわけがねえだろう?

誰に同意を求めるでもなく、心の中で言い訳をしながらうっすらと目を開く。

目の前で、揺れる、乳房っ!

手の動きに合わせるように細かく震える乳房から目が離せない。

エマ「あっ、幸村さまっ!おめめ!閉じてください」

幸村「お、おぅ、悪い!」

すぐに目を閉じるものの、一度見てしまったものはもう頭から離れない。

(くっ、ヤバイ、息子がっ!!)

手ぬぐいで覆われた下半身が自分の意思とは逆に疼いてくるのを感じる。

(鎮まれ、鎮まれっ!!)

もう気持ちよく頭皮を揉む指先になんてまったく集中できず、ぎゅっと瞳を閉じ荒ぶる息子を制御することに全力を費やす。

エマ「幸村様、幸村さまっ、終わりましたよ?……寝ちゃいました?」

幸村「んっ、あぁ、ありがとう」

自分の中ではいたって冷静に言ったつもりだ。

だが、

エマ「っ……、……あの、幸村様……、あの……」

(くっ、気づかれたか……)

どんな言い訳をしようかと頭の中で考えを巡らせるも、何も思いつかない

諦めて正直に謝ろうと思った矢先、収まらない熱に遠慮がちに何かが触れた。

思わず目を開けると……、

エマ「これも、幸村様がお風呂でしたいことの、一つですか……?」

手ぬぐい越しに細い指先でなぞりながら、真っ赤な顔をしたエマが膝に横たわる俺を見下ろしている。

幸村「……い、いいのか?」

自分の声が裏返るのを聞きながら、こくりと無言で頷くエマを目を丸くして見つめる。

跳ねるように飛び起き、きゃっと声をあげる彼女を自分の膝へと抱え上げた。



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