秘めごと(夢小説)

□蜜より甘い君との夜(謙信様お誕生日物語)
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息を切らしながら懇願すると、耳元でふふっと笑い声が聞こえる。
すぐに軽く先端を捻られ、待ち焦がれた快感と思わぬ強い刺激に全身に鳥肌が立つ。

エマ「あッ、あぁっ……」

身体中に走る甘美な刺激の捌け口を求め顔を傾け謙信様の唇を求めるも、一向に望みのものは降りてこない。

謙信「随分と物欲しそうだね。……では、これをあげようか。私だと思ってよく味わってごらん」

目の前に差し出されたのはさっきまで先端を弄んでいた指先。
二本の指の先には蜜が絡み艶りと光る。

切望する唇は熱に浮かされたように一口に頬張り、乾いた舌が渇きを癒すように縦横無尽に蜜を舐め取る。

長い指先が口内を満たし、いたずらに何度も出し入れされ、いつしか謙信様自身を咥え込んでいるような感覚にすら陥る。

エマ「んっ……んぐっ、んっ……」

舌先をくすぐるようにして指先が引き抜かれると、名残惜しくて切なげに正面の藍色の瞳を見つめた。

謙信「ふふっ、もっと欲しいのかい?でも、欲張ってはいけないよ。次は私が味わう番だからね」

いつの間にか帯が解かれ、遮るものがなくなった肌を伝う蜂蜜は起伏に添い下腹へとたどり着いていた。

謙信様の瞳がゆったりと三日月を描き、合わせて口元も優しく緩む。

こすり合わせるようにきつく閉じていた内腿が、謙信様の手になぞられ抵抗なんて言葉が存在しないかのように躊躇なく開かれる。

謙信「さぁ、こちらの蕾もそろそろ花開きたいと願っている頃かな」

エマ「……ッ」

ゴクリと息を飲み、ふしだらに足を広げた自分自身と舞うように優雅な指の行く先を見つめる。

下腹にたまっていた蜜を掬い取った指先が、割れ目に滑り込み、くちゅと水音が響く。

謙信「おや、不思議だね。まだ触れてもいないのに、……この花弁はもう蜜を湛えているようだ」

エマ「やっ、言わない、でっ、けんしん、さま……」

謙信「この甘い蜂蜜が君の蜜と混じり合ったら、ふふっ、一体どんな味がするのかな……」

エマ「やぁ……ッ」

指先がゆっくりとナカをかき混ぜ、ねっとりとした蜂蜜がどんどんと溢れてくる愛液と交じり合う。

謙信「ほら、ごらん。朝露に濡れた撫子(ナデシコ)のようだね。とても、綺麗だよ……」

じっくりと弄られ、指先でぱっくりと広げられたソコは、桃色に色づききらきらと濡れて鏡越しに揺らめいている。

エマ「(謙信様っ……!)」

身体中、火が付いたように火照り、至るところがじくじくと疼き、弄ばれ、焦らされたソコは謙信様を欲しいと叫んでいる。

そのまま薄い皮に覆われた蕾へと柔らかく触れる指先。
皮を剥かれ、指の腹で優しく揉まれ、直接的な刺激が一気に下腹から全身へと広がる。

エマ「っく……!」

ぎゅっと目を閉じ、思わず閉じそうになる太ももが肘で制され、いたずらに体の熱ばかりが上げられる。

謙信「君と言う人は……、一体、どれだけ私を夢中にさせれば気が済むんだい」

おずおずと目を開くと、指先が持ち上げられ、目の前に掲げられる。
透明な水っぽさを増した蜜は、それでも指先に絡まり糸を引く。

謙信様は愛しげに目を細めそれを眺めると、赤い舌先を上品な口許から覗かせぺろりとひと舐め、そして全体をさも幸せそうに頬張る。

エマ「ぁ……ッ……」

謙信「とても、甘くて美味しい……。ここもこんなにぷっくりと膨れて……、もうそろそろ食べ頃かな?」

そう言うと姿勢を変え、柔らかな瞳の奥に熱を湛え、私をゆっくりと褥に倒し、組み敷く。

覆い隠すものがない素肌を、花を探す蝶のように舌先が舞い、蜜を集める蜂のように的確に舐め取っていく。

零れ落ちる金糸に火照った肌がくすぐられれば、抑えきれない吐息が半開きの口から休みなく零れ落ちた。

いつの間にか日は変わり、愛しい人の誕生日にその身を捧げ極上の蜜と共に食されて……。
うっとりするほどの甘美な刺激に恍惚の表情を浮かべながら、翻弄される夜に終わりは見えなかった。

おわり
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