曼珠沙華の花束を貴方に
□第六話、日常になる非日常
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父と母、そして数人の友達に囲まれて、毎日を過ごして。
生前はそんな日々を送っていた。
大きな問題もない、静かな日常。
こんなに賑やかな日々が訪れるなんて、想像もしてなかった。
「リコリスはオレたちとあそぶんだ!!」
「リコリスと遊ぶのは俺たちだもんねーっ!!!」
「ギャギャッ!!よわむしどもはひっこんでろよーっだ!!」
「なんだと!?地獄一のエリート軍団、ギニュー特戦隊に逆らうものはガキだろーが許さんぞ!!」
地獄に来て、一週間ほどが経った。
今現在、右を向けば五人の男たちと六人の子どもたちによる空中での肉弾戦が繰り広げられている。
「下等なサルどもが俺様に敵うとでも思っているのか!!
見てますかリコリスさん!私の地獄一の強さを!!」
「どこ見てんだ?よそ見しながらこのターレス様に勝てると思うなよ!!」
「サイヤ人の底力ぁこんなもんじゃねーぞ!!」
「ラディッツ、お前じゃそのセリフ信憑性ねぇぞ!くたばりやがれフリーザ!!」
そして左を見ればトカゲと三人のサイヤ人(という宇宙人だそう)による空中でのエネルギー弾の撃ち合いが繰り広げられていた。
私はというと……
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