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□無音の言葉
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カラン。
手元のグラスの中で、氷がほどけた。
たまにはこういう休日だっていい。
無音の言葉
ひとつ大きな星を制圧し終えて、やっと私に休息が訪れた。
お休みなんて久しぶりだし、何しようかな。
そうだ、セリパを前から行きたがってたカフェにでも誘ってみようかな?
考えながらポッドに乗っているといつの間にか寝てしまっていたようで、気が付いたら惑星ベジータに到着していた。
「いやぁ、長旅だったなぁー」
「よぉ、***……」
首を鳴らしながら外に出ると、左頬に大きなバッテンの生傷をつけたバーダックが、私のポッドに寄りかかるようにして立っていた。
「あれ、いい男になったんじゃない、バーダック」
「ほざけ、元々俺はいい男だろーが」
「さてとー、お休みは何しよっかなー」
「おい***!なんか言えよ!」
自分から振っといて何だけど、乗っかってきたので無視してみる。
だって私は嘘はつけないし、事実は否定できないもん。
「せっかくなんだし寝溜めしよーかなぁ……」
ごめんねセリパ、私は眠たいんだ。
できればあと5年くらい眠りたいほど。
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