[黒バス]銀髪少女ノ物語

□*第一部*
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主人公side


とても退屈な入学式も終わり、自分のクラスを見るべきにクラス表を見に行く。

辺りを見回すと、知っているキャラがチラホラといる。異次元の世界に来たことを改めて、実感する。

人をかき分けて、進んでいき表の前まで着く。ざっと見ていくと自分がB組なのが分かった。B組メンバーには、私と灰崎祥吾、黄瀬涼太が居た。


主「やった...!祥吾と一緒だ!黄瀬は、いらないけど.....」


灰崎祥吾の事を名前呼びなのは気にしないで欲しい。前の世界では、そう呼んでいたのだ。

気分を良くしながら、自分のクラスB組へと足を進める。



#########


ガラりと音をたてながら扉を開け、指定させた席に着く。何故か周りの視線が集まったが気にしていない。

何故ならば、今まで大好きだった灰崎祥吾が隣の席なのである。祥吾は、風に髪を揺らせながら、ぐっすりと眠っているようで柔らかな表情を浮かべている。


主「カッコイイな.............」


祥吾の顔を見ているとこっちまで柔らかい表情になる。罪な人だ、こんなにも想わせるなんてね。

それと同時にもう一つの方の隣.............素晴らしくウザイとともにうるさい!!!


「「モデルのキセリョですよね!!お会いできて光栄です!!/これから、よろしくね!!!!!」」

「よろしくッス!好きな風に呼んで下さいッスね!!!!」


女子の甲高い声に反応し、お得意のスマイルをかましている黄瀬。通称、駄犬。不愉快以外の何物でもない。


「ん...うるせぇな。こっちは気持ち良く寝てんのによぉ.....」


黄瀬の性で祥吾が起きてしまった。本人が五月蝿いわけじゃないが騒がしているのは黄瀬だ。

と感情に浸っていると隣から視線を感じ首を向けると祥吾と目が合った。


「お前...その髪、綺麗だな」

主「え?」


急に話しかけられ戸惑うと同時に顔に熱が篭る。恥ずかしい!!


「クッ、顔が真っ赤だぞ...灰原 彩ちゃん?」

主「うっ.............」


祥吾は、ニヤニヤしながらコチラを見つめてくる。しかも、顔を伏せているので下から除きこまれている為、余計に羞恥心でいっぱいになる。


「よろしくなぁ?俺は灰崎祥吾っつーんだよ。」

主「!知ってると思うけど灰原 彩です。よろしく、祥吾?」


仕返しかのように祥吾に笑顔を向け、少し二ヤつく。


「つっ.............コノヤロー」

主「ふっ...」



今度は祥吾が顔を真っ赤にさせ、小声で暴言を吐いた。

それを鼻で笑い、祥吾に頭をグリグリされる。手加減してくれているのか痛くはない。



_____楽しくなりそうだ。
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