吸血鬼と海賊少年

□俺と吸血鬼の出会い
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数ヶ月前にさかのぼる、、、、、、、、、、






ここは、ある星のホテル。



そのホテルで開かれているパーティーに俺は参加してる。


ちなみに、パーティーだから服装はいつものではなく、白のチャイナ服だ。


「ハァー、まじ暇…」


俺は1階のホールが見渡せる二階の手すりに寄りかかる。



「しょうがねぇだろ?上の命令だ。後で楽しいことが待ってるんだから我慢しやがれ」


俺のひとり言を聞いた阿伏兎は俺よりも深いため息をつきながら言う。




今日の任務はある男の始末。



普段の俺なら、たかが普通の男倒すために正装でパーティーなんて参加しない。



理由は1つ。その男のボディガードがもの凄く強いらしい。



誰も、そのボディガードを見たことないことが難点であるが実際に俺達以外の奴が殺ろうとしたら逆に殺された。


本当は俺や阿伏兎じゃなく下っ端でもいいんだけど強いボディガードに興味が湧いた。



でも、実際来てみると、男は中々現れず女共はこちらをチラチラと見て、スキを狙ってるし殺すわけには行かないし、と面倒だ。



「おい、団長。アレが今回のターゲットだ」



「ふぅーん?」



急にやる気なんて出せなくて、空返事をしながら阿伏兎が指さす方向を見る。


そこには魚頭の奴と、とても悲そうな目をした少女がいた。



その少女は、周りからも注目を受けていた。



魚頭の趣味なのか、かなり露出をしている服を着ていて、首に付けられた首輪が印象的だ。



可愛い、という言葉が合う少女は俺なんかより幼くて、神楽と同じくらいか?と思うくらいだ。



俺にロリコンの趣味はないヨ



でも、気になったのは確かだ。


ずっと見てると、少女は魚頭と少し話すと、1人で歩き始めた。



「阿伏兎、後は任せたヨ」


それだけ伝えると俺は1階のホールに向かう


「は?おい、ちょっと待て!団長ー!ったく、このスットコドッコイ!!」
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