吸血鬼と海賊少年
□怯えないで俺が守る
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バンッ!!
ドアが開き、見えたのは、魚頭ではなく。
アリスより、大分大人びた女だった。魚頭は女の後ろにいる。
「 アリス、やっぱり血を吸ったのね♪」
アリスの主が変わったのだから怒ってるのかなと思ったけど女はニコニコと嬉しそうだ。
「 アリス!!どういうつもりだ!勝手に行動し、挙句の果てに第七師団の神威の血を吸うとは!!」
女はニコニコしてるのに魚頭はカンカンだ。
アリスを今まで虐めたからざまぁみろって感じだけどね(笑)
アリスが俺から降りて立ち上がったから俺も立ち上がった。
『神威が海賊だろうと関係ない!!私の主は神威よ!
アンタなんて闇商売屋じゃない!』
俺の手をギューッと掴みながら アリスは魚頭達に今までの怒りをぶつけるように話す。