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□校舎裏の夏
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「んぁッ…は、やめ、ろ、ってそれ…っ、」
「…どれを?これ?」
「ああアッ…ふざけ…なっ…も、ぁうっ…」
「やまだ……、はぁっ…」
「中…、に出したら…、ぶん殴る…っ」
「ははっ…こえー!でもそんな元気なくね??」
たわむ制服が邪魔だけど
脱がしたら脱がしたでうるさいからそのまんまで。
みんな下校して静まりかえった校舎
…、の空き教室。
鍵はかけてるけど扉ごしに声きかれたらナニしてるか一発でばれちゃう
けどこのスリルが好きなのかな、
俺っていうよりは山田が。
「いぁっ…ン…ふぅッぁ…っだい、きっ…」
「ん…?もう?」
「ぅっせ…! う、ざい…、!」
「悪いお口ねー(笑)」
憎まれ口ばっかたたいちゃう口に指を含ませたらチュ…チュ…、と素直に吸い付いた。
「ふぁ……ぅん…、はぁッ…」
「山田かわいい、」
「ふれひくなっ……はぁぅ…っ」
たぶんなんか文句言おうとしたんだろうけどもう絶頂が近いみたいで聞き取れない。
まぁいいや、あとで聞こ。
どうせボロクソ言われちゃうんだろーし
最後に奥を一突きしたら山田の体がふるりと震えて。とびっきりの甘い声は俺の指に吸わせてイった。
急な締め付けに逆らわず俺も遅れて熱を吐き出す。
その瞬間「んぅッ…///」って小さく山田が喘いだ。
…っあ、やべ。ミスった。
「は…っ、はぁッ…おま、え…中出すなっ、つっただろ…っ、」
「ごめん完全に忘れてた、」
「ばかかよ…っ、最悪…」
「ごめーんちゃんとケアしますので…」
「当たり前のこと言うな…ッ!」
拳が飛んできた、と思ったら
ポス、と俺のおなかを撫でただけで終わった。
「なにそれ?お仕置きにしてはかわいすぎるんだけど!」
「後で覚えとけよお前、、」
赤く上気した顔で言われても今はただ色気がダダ漏れになるだけだって気づいてんの?
くたりと力を抜いて俺にもたれかかってる山田。この重みがいつも俺を軽くさせるんだ。
「ん、寝る?」
これ以上ないってぐらい優しく尋ねたら甘くなりそうな雰囲気が一気に立ち込めた。
「…っ、18時…、なったら起こして。」
それが気まずいのか山田は
俺から背を向けて寝る体勢に入っちゃった。
耳赤いの見えてるけどね(笑)
「はいはーい。」
でもちょっかい出したらすねちゃうし。
今は大人しく枕になってやろうかな。