orion

□After the 55!
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「気持ち悪くなったりしたらすぐ言えよ?」



コップの中のピンクの液体が揺れる。
素肌にシーツだけを巻き付けた状態でベッドに座った。




「うん、だいじょうぶ」





言いながらグラスの中で波打つそれを見つめた。


あんまり健康的な色には見えないこの液体はほんとに効くか分からないけれど、一応媚薬。揺れるピンクの液体ごしに将暉の赤い髪が見える。




「あっ、忘れたらあかんで。渚やからな??」

「分かってるよ(笑)カルマくん」

「あーーやばい、なんか緊張する」

「なんで(笑)俺しか見てないじゃん」




そやな、とふわり。笑った将暉。



「よし、じゃあ飲むよ?」

「おう…、」



せーの、で飲み干したピンク色。
ゴクン、と喉が鳴ったのを見て将暉が俺の手からグラスを抜き取る。




「……どう…、?」

「うーん…、今んとこなんにも…、」

「そっか。気持ち悪くはないな?」

「うん。だいじょうぶ。」




そう言って微笑んだらふいに将暉の顔が近づいて、チュク…と濡れた音を立てて唇が繋がる。


そのまま体重をかけられてベッドに押し倒された。




「んぅ…まさ、……カルマ、くん…、」

「っふ(笑)渚、大丈夫か?」

「ぅん…、」




一瞬呼び間違えそうになった俺を見てくすりと笑ったけど、またすぐにキスが再開された。


触れるだけだったそれも次第に舌が絡むキスに変わって。唇がキツく吸い上げられて簡単に声が出た。



「んぁ…っ…ん、ぅ…、」

「渚……、」



耳元で囁かれた声が低い。深くなっていく口づけにぼーっとしていたら、急に身体が震えた。




あ、あれ…?なんか、体…熱い…、



「ん、ん…っ?ふ、は……っ」



俺の異変には気づかずに気持ちよさそうに目を閉じてキスをしてる将暉。

繋いでいた手が胸をまさぐり始めてやっとこれが媚薬の効果だと気付いた。



だって気持ちよさが全然違う。




「…っひ、んァ…!!カル、ま、く…!!」

「……っ、なんか渚…体熱い…っ」

「ひぅッ…ァ、あ…っそこ、だめ、あ!!」

「媚薬効いて、きた…、?」

「んッ…そう、みた…ぁあう…っ」



ヤバい…っどうしよ、

耳元でなにか呟かれるだけでゾクゾクしちゃう。まだキスだけ。なのに信じられないくらい感じて止まらない。




「や、なんかも…っだめ…!カルマく…!ぼく、もぅ…、ひぁッ///」




ガリっ、と胸の飾りに歯を立てられてがくん、と腰が浮いた。

そのままチュクチュクとわざと音をたてて吸われて、一気に快感が体を突き抜ける。



「はぁあッ…それやっ…音やだぁ…っぁあンッ」

「渚…、もうイきそうになってない…?」

「らって、も…ッがまん、できな、___っひァッ!!」




すでにトロトロと先走りを垂らし始めたそれに将暉が触れたと思ったら俺は白濁をまき散らしてしていた。




「っは…今触っただけだよ、渚。そんなに気持ちよかった?」

「っひぅッ…ぁ、あ…っまた、出ちゃう…っ」




熱い吐息と一緒に将暉の声が耳に流れ込んできて、抑えきれなかった熱がまた押し出されるように飛び出す。


とぷっ…と溢れてきた白濁を将暉が手ですくってわざとらしく俺に見せつけけてくる。




「渚、やばい…っ」

「やら…っ見せ、なくていいからぁっ…//」



かぁああっ…と顔に熱が集まったのが分かる。ぜったい今真っ赤だ、俺…、

案の定それを見た将暉は耳や首筋に唇を落とし始めた。


絶頂を迎えてすぐの体は敏感すぎて、かすかな刺激にさえも体が勝手にビクビク震える。




「っぁ、ぁう…っ、やめ、今…っア…!」

「渚…っここ赤くなっててかわいい…、」

「やっ…そこばっかだめだってば…っぁんッ」





両方の胸の突起を同時に舌や指で弄られて、目の前がパチパチと点滅する。掴まったシーツがビッと張って縫い目がちぎれる音がした。
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