orion

□After the 55!
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「は…っまたイってんの、これで何回目?」

「あんッーぁ、あぁッ…!カルマく、とま、って、っひぅッ」

「ごめん、無理…っ」

「や、ぁああっー…!!」



ゾクゾクッ…と達するとき特有の感覚に体が飲み込まれていく。イった感覚はあるのに、今度は痛いぐらい自身は張り詰めたままだった。




「はぁッはぁっ…っは、はふ…っ」


中イキしたの、って将暉の声が聞こえた気がしたけど今返事できない。とりあえず息を吸わせてほしい。



でも媚薬でおかしくなってしまったのか体はもっと強い快感を求めて止まらない。



「カルマ、くぅん…っ」


赤い髪を引き寄せて無理やり今度は俺から唇を繋げた。柔らかい感触が何度もぶつかる。









「ン、ふ…っ…ぅんっ…ぁ…っ」

「…っ…、ん、…っぁ、」



唇が離れた一瞬に将暉からも声が漏れたのが嬉しくて。

もっと出させたいと思うのに、唇が合わさる度ビリビリと背中に電流が走るせいで上手くキスできない。



そんな俺を見て、将暉ががしっと俺の顔を両手で押さえて貪るようにキスしてくる。



「ん、ン…!!ふ、んぅッ…!!ぁう、ッ!」



息も出来ないぐらい獣みたいに俺を欲しがる将暉にドク、と胸が鼓動を速めていく。




もっともっと感じてほしい。
なんにも考えないで俺を欲っして。


そう思ったら俺は無意識に掴まっていた首から手を離して、将暉の自身をまさぐっていた。




「−!?ぅあ…っ!!」


ビクッと俺の上の体が大袈裟なぐらい震えた。俺はそのまま指を輪っか状にして将暉のそれを扱いていく。




「…ッ…、やめ、涼介ッ!!っく、ぁ…!!」


あ、涼介に戻った、とどうでもいいことが頭をよぎる。それぐらい余裕ないってことかな、


ジュプ…と濡れた音を立て始めたそこ。俺の上で顔をしかめて感じ入ってる将暉がもっと見たくて、俺は扱く手のスピードをもっと早めた。





そしたら俺を抱きしめる力が苦しいぐらい増して、将暉の体がぶるっと震えた。



「あッ…涼、介…っ…!!ヤバ、い…っ!!ンッッ!!」



耳元で声が漏れた瞬間、俺のおなかに熱い白濁が叩きつけられた。



「ッは…はっ…涼介……やったな…、」

「ふ…、俺だってこれぐらいでき、…ぅアッ!?//」



へらりと笑っていたら将暉が急に体重をかけてきた。膝が胸につくほど足を折られてすぐ、震える蕾に口づけられる。


がくん、と腰から力が抜けて限界まで足がピンと張ってしまうのを止められない。




「やら…!!んなとこ、きたな…っ、いぁッ///」

「涼介、…っん、」

「んぅぅッ…ぁ、舌はい、って、はぁンッ!!//」



チュク…、プチュっ…


わざと音が出るようにしてるのか将暉が口をつける度そこから淫らな水音が溢れてくる。




「やめ、将暉…っっ…ま、たキちゃう、から…ッ」

「いいよ、イけばいいじゃん何回でも…っ」

「やぁだ…っも、終わんなく、なっちゃ…ぁあッ!//」


まだそこに入れられてもないのに、何度も達してしまう。過ぎた快感に自然と涙が浮かんでそれも唇ですくわれた。



それにさえも感じてしまう俺を見て、そっと息をつめた将暉。


もう限界____




「…っ、将暉…ッ…はゃく…っ」

「待って、ゴム、」

「…ッあ、それ今日は、ぁッ…つけな、くていいから…っ」

「〜っ、マジで、言ってる…っ?」

「んッ……ぃ、から…はやく…!」



濡れるそこに将暉のが口づけられたと思ったら最奥まで一気に貫かれて、目の前がチカチカと点滅した。


気付いたら俺は絶頂を迎えて前からトロトロと勢いを失った白濁が垂れている。




「ぁ、あ、あ…ッ!まさ、き…だめ奥、だめぇッ…」

「涼介、キツ…っ…ぁ…ッ」

「ンンッ…ぁ…ッも、ーーっア!!!」



中に熱いそれが注ぎ込まれた瞬間視界が真っ白に溶けて意識を手放した。



fin.
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