平凡でいさせてください!!(泣)
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佐藤凛は特殊な特技以外を覗けばどこにでもいる平凡な高校生であった。
容姿も普通、頭の良さも普通、まぁ、運動神経と勘の鋭さは他人よりも少し優れているみたいだ。
と、何故今こんな改まって説明しているのかというと、それは目の前の人物?のせいで少し混乱しているからである。
「あなたは死にました。なのであなたにはこれから私の力で私萌え…ではなくて趣味のためにあなたも知っているであろうとある漫画の世界へ行ってもらいます。」
目の前の余りにも美しすぎる女性がそう言いはなったからだ。
・・・・
(ていうかこの人今、私の萌えって言ったよな?絶対言ったよな?てかどんなに言い換えたって完璧に自己中ですよね!?そして俺大丈夫なのかな!?)
凛は全くの他人なのだが目の前の女性を我が家のあくm…ゲフンゲフンではなく、姉を見る目でガタガタと怯えていた。
すると、美女はまるで慈愛の女神のように微笑みながら、鼻血を流していた←
「いいですよ!その涙目でプルプルと体を震わせながらこちらを伺う姿!!!まるで小動物を思わせるようなその可愛らしさ!!!平凡な容姿なのに何故か胸をキュンとするその愛らしさ!!!まさに攻めたちに食べてと言っているようなもの!!!い、今すぐ私に萌えを沢山提供するために是非ともトリップからの総受けを目指しましょう!!!さあ!さあ!!さあ!!!」
(なにこの人、マジで危ない腐女子だ…。)
「あ、あのぉ、ち、ちなみに俺はなんの漫画の世界に飛んでいくんですか?」
「ああっ!!怖がりながらもしっかり自分の要求を話せるとは、あなたは小悪魔さんですね☆小動物で小悪魔とかあざとい!!本当にあざと過ぎるぅ!!!」
(…神様、俺をこの状況から助けてください。)
「あら、その神様は私ですよ?(笑)」
「…はっ?」
目の前の女性が言ったことが信じられず←いや、信じたくなかった俺は呆然としてしまった。
「う〜ん、まぁ、細かいことは飛ばされてから、あなたが何とかしてください。大丈夫!あなたなら絶対にあの世界の人間たちに好かれ過ぎることはあっても嫌われることは滅多にありませんから!!だから行っちゃってください♪」
「いやいや!!ちゃんと説明してくd「ポチっとな♪」って、おいーーーーーーーーーーーーーっ」
自称神様がどこから出したのか分からないボタンを押したと同時に凛の真下に大きな穴があき、落ちた。
「あっ!ちなみにあなたに行ってもらう世界はハンター×ハンターの世界ですからねー」
「遅いはボケーーーッ!!」