番外編

□○○しないと出れない部屋
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「……で?なにか打開策はあるのか?」

そりゃ、もちろん
「そりゃおめぇ、これから考えるんだよ」
俺がそういうと呆れたと言わんばかりに大きなため息をはいてジトーとこっちに目を向けたかと思えば急に真剣な顔でこちらに歩み寄り俺の右手をとったシキ

「……前に横丁の奴らに教えてもらったんだよ」

「口付けにもする箇所によって意味が違うんだとかなんとかな」
急に話を振られ呆然としていると手の甲に柔らかい感触が伝わる


「……だからさ、いし頭なエロ坊主の思っているような意味合いだけじゃないんだってよ」
流石の俺でも分かるような悪口を言われたもんで言い返してやろうと身を乗り出そうとした瞬間
空間が崩れ、元いた宿の部屋に2人共に戻っていた。

「さて蒼坊主、今日も仕事だろ?とっとと済ませようぜ」
そう言ってニッと笑ううちの相棒の切り替えの早さに頼もしさを感じざるを得ない

「全く……すげぇなお前は」
そして、今日も共に戦場(仕事)に掛けていく
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