番外編

□無自覚
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仕事を終えた蒼坊主と助手のシキはその仕事を終えた地域で夜に屋台が道の両サイドに並ぶような祭りがあると聞き時間も余っていることだし行こうとの事で現在、祭りに繰り出していた

発端は意外にもシキから行きたいから来いというなんとも強制的な誘いがあったためではあるが

妹のように可愛がっているシキは普段から周りに余り興味を持たなさそうではなく持たないのだ
そのため、今回この祭りの誘いを聞いた時、蒼坊主は夢をみているような錯覚を起こしたのと同時に嬉しくもあった

そして、今にいたるのだが

「蒼坊主見てみろよ!俺の射的の腕も大したもんなんじゃないか!!」
こうもはしゃぐとは思ってもみなかった為、夢じゃないよなと頬を何回自分で抓ったかわからなくなった蒼坊主はつい

「お前、なんかに取り憑かれてるとかじゃねぇよな」

と、なんとも失礼な質問をしたところ
ムッとした顔で尻にローキックをきめられたのであった。

とはいえ、その態度に違和感などなく

寧ろ、これがシキらしいきがしていた

普段のシキもシキなのだろうが何処と無く"誰かを真似ている"ようなそうでないようななんともいえない違和感があった

「普段からそれぐらい素でいたらどうだ?」
そう蒼坊主が問いかけると は?何言ってんのお前 というような顔を向けられるだけだった。
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