番外編
□○○しないと出れない部屋
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蒼坊主の場合
目が覚めると見知らぬ部屋と言うより空間にいた
横では俺の仕事の相棒である##nana1##が眠っていた
その横には紙があからさまに置いてあり見てみると キスをしないと出れないわよ♡ となんとも言えない内容のものだった。
とりあえず起こし状況を説明したところ
呑気なことに
ハートを文の最後につける奴ってほんとにいるんだな
という感想が引き攣った表情と共に返ってきた
さて、どうしたものかと思い悩んでいると
「はぁ、何考えてんだよお前。さっさと済ますぞ」
「え?」
シキの言葉が咄嗟だったため間抜けな声がでちまったと同時ぐらいに胸ぐらを掴まれグッと両者の顔が近付いた
「チョっっっっっと待て!!!?」
俺は焦って咄嗟にシキの両肩を掴み距離を保った
「……蒼坊主あれか?最近で言うところのチェリーボーイってやつか?」
「よく意味は分かんねぇが、とりあえず落ち着け!!」
俺がそういうとお前がなと辛辣な返しが飛んできたが今はそれに反応している場合ではない
「いいかシキ。こういう事は安易にするもんじゃねぇ。ましてや相棒とはいえ中身はどうであれ俺は男でお前は女だ……俺はお前にいつか大事なヤツが出来た時のことを考えるとそう簡単にやっていいことではねぇはずだと思うんだ」
俺がそういうとフーンと悪い笑みでこちらを見てくるもんだから なんだよ と返すと別にと返されるだけだった