ディアラバキャラソン小説
□アルカディア
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アヤトくんが居れば、他には何も要らない。だから....
俺はいつも側に居るはずなのに、どうして泣いているのかが分からない。
だから、誤魔化す様に吸血した。疲れてオマエはそのまま眠りに落ちた。
なあ、チチナシ教えてくれよ どうすれば俺はオマエを幸せに出来る?
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「おはよう、アヤトくん。起きてたんだね。」
朝日を浴びながら、窓辺で佇むオマエを見ていると
何か壊れてしまいそうで不安になった。だからオマエを強く感じられるように、深くくちづけた。
いっそこのまま心中すれば二人の昇華されない過去を浄化されない悲しみを全て無かった事に出来るだろうか?
「.....っ、アヤトくん?」
ああ、また泣かせてしまった。
「安心しろ、この俺様が裏切る訳無いだろ?」
そう言って涙を舐め取れば、求めていた笑顔を見せてくれた。
ああ、そうか
俺達は心が欲しかったんだ
服を着ていても見える位置に深く牙を刺す
誰かに見られる?んな事知るか。そんなもの見せつけてやればいい。
俺がオマエを愛した痕を...
オマエはいつも人の目ばっか気にしやがって
そんな世界、この俺様が壊してやる
何度も突き立てるうちに意識が朦朧としてきた
なあ、二人で叶えるんだろ? いつか夢見た幸せを
それなら、一緒に
「.........狂っちまえよ」