帝一の國
□たまにはこんなのも
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朝、僕が目を覚ますと横には駒くんが寝ていた。
それもその筈、僕は昨日駒くんの家に泊まったから。
なんだか、二人でお酒飲んでていい雰囲気になっちゃったのがいけない。
そのまま、僕は駒くんと駒くんの家になだれ込んでその、...えっちを、したから。
僕はなんとか忘れようと頭を振ったけど中々忘れられない。
僕は痛む腰を押さえながら、その辺に落ちてた駒くんのシャツを一枚羽織って台所に向かった。
冷蔵庫の中に何もないかな、なんて思ったけど何気に野菜とか色々入っていたから、適当に拝借して朝御飯を作った。
「ん...おいしい。」
「なに、つくってんの?」
後ろから抱きついてくる僕の旦那さま。
ぎゅうぎゅうと抱き締めてくるからちょっと苦しい。
「おはよう、駒くん。」
「はよ、腹減った。」
「ふふ、今作ってるよ?」
僕がそう返すと『んー...』と唸ったまま動かなくなった。
「どうしたの?」
「たまには、こういうのもいいな。」
「そう?」
「結婚してるみたいじゃん。」
なんて。
じゃあ、僕は毎日駒くんにお味噌汁作ってあげるって駒くんに伝えたら、駒くんに
「ホントか?じゃ、結婚する?」
ってプロポーズされました。