笑顔

□1年 9月
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9月○日

2学期が始まった直ぐ、私の誕生日があった

夏休みの間、一度も会わなかった優が夜、部屋に来た

明かりがついてるのを確認してたんだろう……

いきなり、ノックがなったときは吃驚したけど

開ければ、満面の笑みをして“HappyBirthday"って

凄く嬉しかった


それから、少し話しをした


「サッカーどんな感じ?」


優「今度の土曜、試合がある」


「出るんだ」


優「まあな」
 「見に来てくれるか?」


「来て欲しい?」


優「久しぶりに」


「それだけ自信あるんだ」

「わかった。行くよ」


優「よしっ!これがチケットだ」


「えっ?チケット??」


優「ないと入れないからな」


「凄い試合なの??」


優「まあ、そんなところか」


「おばさんはいいの?」


優「別にいいだろ」

 「俺は結愛に来てほしいし」

 「それに、今も笑顔が引きつってる」


「えっ?」

笑顔?


優「他の人にはわからねぇ差だけど
俺にはわかる 何があった?」


「わからないよ。気のせいなんじゃない?」


優「本当にか?」


「自分でもわからないんだから」


優「まあ、間違えなく前と笑い方が違う 無邪気な笑顔じゃない」

 「何かあったなら、俺に話せよ?」


と言って、帰っていった


「何それ。私がちゃんと笑えてないの?」

私にもわからない………
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