ワンピース*短編

□ある島−2−
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ナミ「ルフィは一体急いで何処に行ったのかしら」

ナミはマキノの酒場に入りながら言う

マキノ「私が配達をお願いしたの」

ウソップ「ルフィにか!?」

マキノ「届け先があの子達にとって大切な人達だからね」

ゾロ「達?」

マキノは曖昧に笑い

「きっとルフィが連れてくるわ」と言った

チョッパー「ルフィって昔どんな感じだったんだ?」

マキノはチョッパーに綿飴を渡しながら

マキノ「元気で友達思いで兄を尊敬している子だったわ」

兄という言葉に一味は一瞬戸惑った

マキノ「ルフィはホントにお兄ちゃんが大 好きで尊敬してたの そのお兄ちゃんもルフ ィのことを大事にしてた 仲のいい兄弟だったわ」

と悲しそうに言った

マキノ「なのに、あんなことになるなんて ね ルフィのことを思うと辛かった………お兄 ちゃん2人……ルフィの夢の果てを見ること なく………」

サンジ「2人?」

マキノ「ルフィには2人の兄がいたのよ 一人はルフィが7歳のときに もう一人はしってるのかな 2年前…………」

フランキー「2人いたのか………」

マキノ「もう3人が揃って笑ってるところが 見れないなんて………ハッ!ごめんなさい こんなこと話しても仕方ないわね」

ナミ「………マキノさん」


その頃 ルフィは

目の前にある家の扉を思いっきり開けて

ルフィ「ただいまーー!!」

と大声で言った

ダダン「この声は!!」

ルフィ「しししっ!久しぶりだな!ダダン !」

ダダン「ルフィ あんた」

ルフィ「しししっ!」

ダダン「バカだね……」

涙を浮かべ震えた声でそう言った

ルフィ「マキノから酒だ! マキノの酒場で宴やるけど来るか?」

ダダン「行くに決まってるだろ!ルフィの仲間にも会って喝を入れないとな」

ルフィ「しししっ!」


そして、酒場で

ルフィ「マキノーー!連れてきたぞー!」

マキノ「ダダンさんいらっしゃい」

ダダン「フッ そいつらが麦わらの一味か?」

ゾロ「お前は?」

ダダン「あたしは山賊だ」

ナミ「山賊!!??」

ルフィは傍にあった肉をかじってる

ダダン「ルフィが世話になってるな」

麦わらの一味「「「!!??」」」

ダダン「こいつをこれからも頼むよ」

ルフィ「しししっ」

サンジ「ルフィとどういう関係だ?」

ダダン「親さ」

麦わらの一味「「「親!!??」」」

ダダン「悪ガキ3人組の育て親さ
仮でも親には違いねぇ!」

ウソップ「悪ガキ?」

ダダン「こいつら兄弟は国中に広がる悪ガキだったからな」

ロビン「ルフィ一体何してたの?」

ルフィ「んー海賊とかチンピラを倒してた り食い逃げしてただけだぞ?」

サンジ「食い逃げー?」

ルフィ「(´;ω;`)ウッ…いや、俺は宝払いの 紙を置いてたぞ!それに食い逃げとかは兄 ちゃんがやってたからだ!」

ナミ「エースが!?ありえないわ」

と言いながらナミは首を振った

ダダン「エースがとんだ悪ガキだったから な」

口は悪くても表情は親の顔だった

チョッパー「ルフィはエースの教えからなってるんだな!」

ルフィ「おぅ!」

ゾロ「食い逃げの話しを聞いたらこいつの兄でも可笑しくないな」

ナミ「そうね 初めて見た時は礼儀正しかっ たから信じられなかったけど まさかね」

マキノ「ふふふ」

ルフィ「マキノに言葉習ってたからな!ムシャ ムシャ」


その後、長い宴が続いた

そして、一味は

ルフィ「じゃあなー!」

ダダン「ルフィ!風邪ひくなよ」

ルフィ「!?しししっ!」

マキノ「ルフィ」

その言葉にはいろんな言葉が詰まっていた

ルフィは笑って頷いた

船は遠ざかっていくーーーーー。

麦わらの一味の冒険はまだまだ続く

 
              end

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